更新日: 2024.10.10 貯金
「365日貯金」でコツコツ貯めたお金を親に相談したら、「手数料がかかって、マイナスになるかも…」と言われました。せっかく貯めたのに、どうしたらいいのでしょうか?
「貯金が苦手」という人でも比較的継続できる可能性の高い方法ですが、小銭が大量に貯まった場合、それらを銀行へ持ち込んで入金する際に手数料がかかる可能性が高いです。
本記事では、小銭を銀行に持ち込んだ場合にかかる手数料をはじめ、手数料をかけずに小銭を使う方法などを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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銀行へ大量の小銭を持ち込むと手数料がかかる
銀行へ大量の小銭を持ち込んで入金や両替、振り込みといった手続きをする際に、硬貨を取り扱うための手数料がかかる場合があります。硬貨取扱手数料をはじめ、銀行によって名称は異なりますが発生する料金の目安は図表1のとおりです。
【図表1】
持込枚数 | 手数料 |
---|---|
1~100枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 |
501~1000枚 | 1100~1320円 |
1001枚~ | 1650~1980円 ※以降500枚ごとに550~660円を加算 |
※みずほ銀行「大量硬貨取扱手数料の新設について」、ゆうちょ銀行「硬貨取扱料金改定のお知らせ」、三菱UFJ銀行「その他手数料」より筆者作成
小銭を持ち込んだ際に手数料が発生するのは、銀行が「長期安定的なサービス提供を目的」としているからです。例えば小銭を500枚持ち込んだとしたら、550円の手数料を支払わなければなりません。
「持ち込んだ小銭の金額よりも手数料のほうが高い」となるケースも十分に有り得ます。大量の小銭を銀行に持ち込む際には、手数料を支払ってまで手続きを行う必要があるかどうかを十分に検討してください。
小銭を入金できるATMなら手数料無料になることがある
大量の小銭を入金したり、振り込みの資金に充てたりする際にATMを活用してみてください。ATM取引については、硬貨取扱手数料はかからない銀行が一定数あるからです。ただし、ATM取引を行う際に、利用するATMによっては1回あたりの取り扱い可能枚数が定められている場合があるので注意しましょう。
手数料をかけずに大量の小銭を使う方法
小銭を銀行の窓口に持ち込んで入金したり、振り込みの資金として利用したりする際に硬貨取扱手数料がかかるのを避けたい場合は、ATM取引以外に以下の方法も検討してみてください。
●セルフレジの会計時に使う
●募金箱へ寄付する
●交通系電子マネーに入金
方法別に解説します。
セルフレジの会計時に使う
コンビ二やスーパーなどに設置されているセルフレジで会計する際に、小銭を使用してみてください。投入口から小銭を入れるだけなので、数え間違えることなく消費できます。ただし、セルフレジによっては投入可能枚数が定められている場合があるので、入れすぎには注意してください。
募金箱へ寄付する
自分のための消費ではありませんが、大量にある小銭から少しずつ募金箱へ寄付するのも方法の一つです。募金箱はコンビニやスーパーをはじめ、さまざまな場所に設置されています。ただし、大量になると募金箱に入りきれない場合があるので、常識的な枚数を持参してください。
交通系電子マネーに入金
大量の小銭を使うために交通系電子マネーへチャージするのも方法の一つです。現金ではなくなりますが、交通系電子マネーの支払いに対応する店舗やサービスも多くあるので、使えなくて困ることはないでしょう。
チャージは駅の券売機にて行えますが、5円玉や1円玉の入金ができません。必ず10円玉以上の小銭を入金してください。
小銭が貯まりすぎる前に適切な方法で入金しよう
小銭を銀行の窓口で入金したり、振り込みの資金として使用したりする際に、持ち込み枚数に応じて手数料がかかります。100枚までなら手数料がかからないケースが多いので、可能であれば小銭が貯まりすぎる前に適切な方法で処理しておけば後々困ることはなくなるでしょう。
ただし、小銭が貯まっても、ATMで入金や振り込みの手続きを行ったり、セルフレジの会計時に使用する、交通系電子マネーにチャージする、募金するなどの方法で枚数を減らすことは可能です。
出典
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ銀行 その他手数料
株式会社ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金改定のお知らせ
株式会社みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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