更新日: 2024.10.10 その他家計

年間費用対決! 「コンビニ」のシャケおにぎりと「自作」のシャケおにぎりでは、年間でどれだけ食費に差が生まれるでしょうか?

年間費用対決! 「コンビニ」のシャケおにぎりと「自作」のシャケおにぎりでは、年間でどれだけ食費に差が生まれるでしょうか?
コンビニおにぎりのバリエーションのなかでも、シャケおにぎりは定番といえる商品です。価格も安くて美味しい食品ですが、シャケおにぎりは自宅で簡単に作れます。
 
「自作したほうが費用は安く済むのではないか」と、コンビニのシャケおにぎりについてコストパフォーマンスを疑問視する方もいるでしょう。今回は、シャケおにぎりにかかるコストを、コンビニと自作で検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

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コンビニと自作のシャケおにぎり1個のコストを比較

コンビニ各社のシャケおにぎりの価格を見てみると、1個あたり140円〜200円程度が多いようです。なかには鮭ハラスを使った1個280円のものや、大きなサイズの1個約240円のシャケおにぎりもありました。
 
一方で、シャケおにぎり1個を自作した場合のコストを計算してみましょう。おにぎり1個に使うご飯の量は、およそ100gです。社会福祉法人聖隷福祉事業団によると、一般的にご飯100gあたりかかるコストは約21.5円といわれています。
 
使うシャケの量は個人の好みにもよりますが、レシピサイトでは1個あたりに塩鮭を1/2切れ使うケースが多いようです。ネットスーパーの塩鮭の価格を見ると、1切れあたり200円前後が相場だと分かります。おにぎり1個に1/2切れ使うため、費用はおよそ100円です。
 
最後に海苔ですが、ネットスーパーでは長方形サイズの海苔が10枚入り200円程度で売られています。この場合、おにぎり1個に1枚使った場合のコストは20円です。
 
これらを合計すると、自作のシャケおにぎり1個あたりの金額は、およそ141.5円と分かります。コンビニのシャケおにぎりが140円〜200円程度のため、商品によってはコンビニとほとんど変わりません。
 

自作のシャケおにぎりが高いのは具が多いせい

自作のシャケおにぎりがコンビニのシャケおにぎりとほとんど値段が変わらないのは、シャケの量が原因です。前述したように、一般的なシャケおにぎりのレシピでは塩鮭を1/2切れ使います。重量に換算するとおよそ35グラムで、費用は1グラムあたりおよそ2.8円です。
 
一方、コンビニのシャケおにぎりに入っている具の量は、2g〜6g程度だという声が散見されます。仮にその通りだとすると、同条件でシャケおにぎりを作った場合の塩鮭のコストは、およそ5.6円〜16.8円です。
 
前述したご飯や海苔のコストを合わせると、1個あたり47.1円〜58.3円で、コンビニのおよそ1/4〜1/3になることが分かります。自作のシャケおにぎりで費用を抑えるなら、シャケの量を調節しましょう。
 

年間の食費に与える影響はどれくらい?

1年間にわたり毎日シャケおにぎりを食べ続けるのは現実的ではないため、今回は1週間で1個食べる間隔で計算してみましょう。1年は52週であるため、1年間で食べるシャケおにぎりの個数は52個です。
 
コンビニのシャケおにぎりにかかるコストは「140円〜200円×52個」で7280円〜1万400円です。一方でシャケの量を減らして自作するパターンだと「47.1円〜58.3円×52個」でおよそ2449円〜3031円です。
 
両者を比較すると、自作のシャケおにぎりなら年間で4249円〜7951円節約できることが分かりました。ただし実際の節約効果は、自作に使うシャケの量や食べる頻度によって変動する点にご注意ください。
 

シャケおにぎりは作りやすいので忙しい人にもおすすめ

シャケおにぎりは調理が簡単です。ご飯は炊飯機の予約機能で朝炊き上がるようセットでき、具の塩鮭もレンジ加熱ですぐに用意できます。握る工程もラップで包むようにすれば手も汚れません。形にこだわるなら100均に売っているおにぎりの型を使ってもよいでしょう。
 
忙しい社会人生活のなかで、毎日自炊で食事を用意するのは簡単ではありません。なぜなら、帰宅後か朝早起きして調理の時間を確保しなければならないからです。
 
しかしシャケおにぎりは、ほとんど手間も時間もかけずに作れるため、忙しい人でも調理可能です。また、おかずがほしい人は主菜や副菜だけスーパーやコンビニで買う方法もあります。1食のうち1品を自炊するだけでも節約につながるため、食費を抑えながら手間もかけずに生活するなら、おにぎりがおすすめです。
 

自作おにぎりで食費を節約しよう

今回の比較を通じて、コンビニと自作のシャケおにぎりには大きなコスト差があることが分かりました。コンビニの便利さは魅力的ですが、長期的な食費を見直すと、自作のほうが経済的です。とくに節約を意識したい方にとって、自作おにぎりは非常に有効な手段といえるでしょう。
 

出典

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 ごはん1杯いくら?節約しながら食事バランスの充実を
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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