更新日: 2024.09.20 その他家計

一人暮らしの息子が「炊飯器のご飯」を3日は保温しているようです。電気代が気になるのですが、保温から冷凍に変えたら毎月どのくらい節約できますか?

一人暮らしの息子が「炊飯器のご飯」を3日は保温しているようです。電気代が気になるのですが、保温から冷凍に変えたら毎月どのくらい節約できますか?
炊飯器でご飯を炊いた後、保温の状態のままにしている人もいるでしょう。しかし、保温機能を使用したまま時間がたてばたつほど、電気代がかかっています。
 
今回の事例では「一人暮らしの息子が炊飯器のご飯を3日間くらい保温にしている」ということです。3日間も保温のままにしておいた場合、電気代はいくらになるのか確認しておいた方がよいでしょう。
 
本記事では、炊飯器で炊いたご飯をすぐ冷凍し食べるときに電子レンジで解凍する場合の電気代と比較するとともに、ご飯を炊く際にかかる電気代の節約方法についてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

炊飯器で炊いたご飯を3日間保温にしておく場合の電気代

炊飯器でご飯を保温する際にかかる電気代は「1時間あたりの消費電力量(キロワットアワー)×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で求められます。消費電力量とは炊飯器を動かす際に使用する電力のことで「消費電力×使用時間」で算出しています。消費電力は商品によって異なるため、カタログなどで確認しておきましょう。
 
例えば、1時間あたりの保温時消費電力量が16.5ワットアワーの炊飯器の場合だと、キロワットに変換するために1000で割る必要があるため「16.5ワットアワー÷1000×31円/キロワットアワー=約0.5円」(電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価を使用)となります。
 
保温1時間あたり約0.5円の電気代がかかる計算なので、3日間続けて保温しておくと「約0.5円×72時間=約36円」かかります。
 
これに、炊飯器でご飯を炊く際にかかる電気代を計算してくわえる必要があります。一回あたりの炊飯時消費電力量が151ワットアワーとすると「151ワットアワー÷1000×31円/キロワットアワー=約4.7円」になるため、3日間の保温にかかる電気代と合計すると約40.7円の電気代がかかる計算です。
 
ご飯を炊いてから3日間保温し、4日目にまたご飯を炊くと仮定した場合、1ヶ月に10回はご飯を炊くことになります。つまり、1ヶ月に約407円の電気代がかかると考えられるでしょう。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

炊飯器で炊いたご飯をすぐ冷凍して食べるときに電子レンジで解凍する場合の電気代

では、炊飯器で炊いたご飯をすぐ冷凍し、食べるときに電子レンジで解凍した場合の電気代を計算してみましょう。
 
例えば、消費電力1350ワットの電子レンジで冷凍ご飯を2分温めて解凍する場合の電気代は「1350ワット×約0.03時間(2分÷60分)÷1000×31円/キロワットアワー=約1.26円」です。仮に、1日1回電子レンジでご飯を解凍して食べるとすると、3日間で約3.8円の電気代がかかります。これに、炊飯器でご飯を炊く際の電気代約4.7円をプラスすると約8.5円になります。
 
炊飯器で3日間保温し続けた場合と同様に計算すると、1ヶ月に約85円の電気代がかかる計算です。
 
ご飯を1日1回食べる場合は、炊飯器で3日間保温し続けるよりも冷凍して電子レンジで解凍する方が、1ヶ月の電気代は300円以上安くなる可能性があります。
 

ご飯を炊く際の電気代を節約するためのポイントは?

ご飯を炊く際にできるだけ電気代をおさえるためには、少量のご飯をこまめに炊くよりも、まとめて炊いて小分けして冷凍保存する方が節約につながりやすいと考えられます。
 
また、炊飯器を使わないときはプラグを抜いて待機電力の発生を防ぐことや、保温時間を短くするためにタイマー機能を利用して食べる時間の直前に炊けるようにすることなども効果的です。
 
古い炊飯器を使っている場合は、買い替えを検討するのもよいかもしれません。最新の炊飯器は消費電力が低いものが多くなってきているため、買い替えることで節約につながることも考えられます。
 

保温から冷凍に変えるだけで1ヶ月の電気代が300円以上安くなる可能性がある

炊飯器で炊いたご飯をそのまま保温状態にしておくと、余計な電気代がかかってしまいます。
 
今回の事例のように「3日間保温にしたまま」だと、冷凍して電子レンジで解凍して食べるよりも1ヶ月に300円以上電気代が余分にかかってしまう可能性があります。
 
電気代を節約するためには、ご飯をまとめ炊きして小分けして冷凍保存した方がよいでしょう。そのほかにもご飯を炊く際の電気代の節約方法はいろいろあるので、チェックしておくことをおすすめします。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集