自宅で冷房を使うと「電気代」がかかるため、1日10時間は「図書館」で過ごすようにしています。どれくらい節約になっているのでしょうか?
配信日: 2024.09.21 更新日: 2024.10.10
本記事では、1日10時間図書館を利用した場合に節約できる電気代を計算するとともに、自宅にいるときの節電対策を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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図書館を利用したら自宅の冷房代が節約できる?
夏の暑い日には、図書館などの施設をうまく活用することで冷房代の節約が期待できます。ここでは、1日のうち10時間を図書館で過ごす場合に節約できるエアコンの電気代を計算してみます。電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー(税込み)を使用します。
計算式は以下の通りです。
1時間あたりの電気代=消費電力( ワット )÷1000×31円/キロワットアワー×時間
今回、エアコンの消費電力量は500ワットと仮定します。
500ワット÷1000×31円キロワットアワー×10時間=155円
図書館で1日10時間過ごすと、約155円の電気代が節約できると考えられます。1ヶ月では、約4650円お得になるでしょう。
自宅にいるときも冷房の使い方を工夫して節電しよう
本項では、自宅にいるときに冷房代を節約するためのポイントを紹介します。
こまめにフィルター掃除をする
エアコンのフィルターは、定期的に掃除しましょう。エアコンが効率よく部屋の熱を外に排出し冷たい空気を取り込むためには、室内機の熱交換器に多くの空気が通る必要があるため、空気の通り道をふさがないよう注意が必要です。
フィルターが目詰まりすると吸い込む空気の量が減ってしまい、部屋を冷やす効率が低下してしまいます。部屋を冷やす力が減少すれば、目標温度に達するまでの必要電力が増え、電気代が高くなってしまうでしょう。
フィルターの掃除は、2週間に1回ほど行うようにするのがおすすめです。フィルターのゴミやほこりを掃除機で吸い込み、水で洗い落としてください。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、日陰で乾かしましょう。
室外機の設置環境を整える
冷房機能の効率には、室外機の状態も大きな影響を与えます。室外機は部屋の熱を外に排出する役割を担っているため、適切な設置環境が必要です。室外機の周辺にゴミやほこりがたまっていたり、吹き出し口の近くに物が置いてあったりすると、室内の熱気を効率的に排出できなくなってしまいます。
そのため、室外機の周辺は定期的に掃除し、吹き出し口をふさぐような物は置かないようにしましょう。また、夏の直射日光により室外機自体が熱をもってしまうと、うまく放熱できなくなってしまいます。日よけを設置して日光から室外機を守りましょう。
自動運転を活用する
冷房を効率よく使用して電気代を節約するためには、温度設定にあわせて自動で風量を切り替えてくれる自動運転機能を活用しましょう。部屋が冷えていない場合、強風でスピーディーに温度を下げたあとに微風で温度を安定させれば消費電力が抑えられます。
扇風機やサーキュレーターを活用する
冷房とあわせて扇風機やサーキュレーターを活用すると、冷房の効果が高まり節電につながります。扇風機やサーキュレーターは部屋の空気を効率よく循環させるため、部屋のすみずみまで冷たい空気が行き渡るようになります。また、冷たい空気が自分に直接くるように風向きを調節すれば、エアコンの温度設定を通常より高くしても快適に過ごせるでしょう。
図書館で10時間過ごすと1ヶ月で約4650円節約できる
1日10時間を図書館で過ごして自宅の冷房の使用量を減らせば、1ヶ月で約4650円の節約が可能です。夏場の電気代が高いと悩んでいる人は、自宅以外の場所で過ごす時間を増やすとともに、消費電力を抑えたエアコンの使い方を実践してみてください。効率よく冷房を使えば、より高い節電効果が期待できるでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー