更新日: 2024.10.10 その他家計
実家の母は「年金生活」のため、電気代を気にして冷房をあまり使いたがりません。節約しながらも、「熱中症」を防ぐ方法を知りたいです。
本記事では、熱中症の危険性や、熱中症を防ぎつつ節電するためのポイントを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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熱中症の危険性
熱中症は、高温多湿の環境下で体温調節がうまくできず、体内の水分や塩分不足が生じることで起こります。以下のような症状がみられた場合は、熱中症の危険性があります。
●顔がほてったり、めまいを感じたりする
●筋肉の痛みやけいれんがある
●体のだるさや吐き気を感じる
●過剰に汗をかいたり、ほとんど汗をかかなくなったりする
●体温が高く皮膚が熱い
●意識がもうろうとして呼びかけに反応しない
●自分で水分を摂取できない
上記のような症状がみられた場合には、直ちに涼しい場所に移動し、必要に応じて医療機関を受診してください。熱中症を防ぐためには、こまめな水分補給と休息が大切です。
熱中症を予防しつつ節電するコツ
本項では、熱中症を予防しながら節電するためのポイントを紹介します。
室内を換気してから冷房をつける
冷房の電気代を節約して効率よく室内を冷やすためには、一度室内を換気しましょう。窓を開けて室内の熱い空気を外に逃がしてください。なお、換気扇を利用するとスムーズに空気の入れ替えができます。
さらに、窓や扉を開けてサーキュレーターを動かせば、さらに効率よく熱を逃がせるでしょう。換気を行ってから冷房をつけると効率が増し、消費電力を抑えられるため、結果的に電気代の節約につながります。
直射日光が入るのを防ぐ
窓からの直射日光が室内に入るのを防ぐことでも、節電につながります。直射日光は室内の温度を上昇させる原因となるため、冷房の効率が悪くなってしまいます。すだれや日よけなどを設置して日陰を作り、直射日光を防げば冷房の効きがよくなるでしょう。また、遮光カーテンや断熱カーテンも熱の侵入を防いでくれるため、節電につながります。
室外機に日陰を作る
外に設置している室外機が直射日光に当たらないよう、周りに日陰を作ることも大切です。室外機は、室内にこもった熱を外へ排出する大切な役割を担っています。熱交換の効率をあげるためには、日陰を作ったり打ち水をしたりして、周囲の温度を下げるのが効果的です。
なお、熱が排出される吹き出し口はふさがないよう注意してください。吹き出し口に物が置いてあると、風通しが悪くなり、室外機の熱交換がスムーズに行われなくなってしまいます。室外機を効率よく運転できれば、冷房の消費電力も抑えられるでしょう。
フィルターをこまめに掃除する
エアコンのフィルターをこまめに掃除することも、電気代を節約するのに役立つ方法です。フィルターがほこりや汚れで詰まっていると、冷房効率が大幅に低下してしまいます。フィルターの掃除は2週間に1回ほど行うようにすれば、冷房効率が維持でき節約につながるでしょう。
エアコン以外の冷感グッズを取り入れる
極力冷房を使用せずに熱中症を予防したいと考えている人は、冷感グッズを取り入れましょう。氷枕や保冷ジェル、冷感シーツなどの冷感グッズを利用すれば、室内の温度を極端に下げなくても涼しく感じられるでしょう。氷枕や保冷ジェルは直接体を冷やしてくれるグッズです。冷たすぎる場合はタオルに包んで使用しましょう。
熱中症を防ぐためにもエアコンを効率よく使用しよう
熱中症を防ぐとともに節電対策も行いたい場合は、気温の高い日にエアコンを効率よく使うことが大切です。猛暑日にエアコンを使わず過ごせば熱中症の危険が高まります。室内を換気したり直射日光を防いだりして冷房が効きやすい空間を作れば、消費電力の削減が可能です。
また、冷房以外の冷感グッズを使用すれば、エアコンの温度をいつもより高く設定しても快適に過ごせるでしょう。
出典
日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト公式サイト 熱中症について学ぼう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー