更新日: 2024.10.10 その他家計

夏場に多用した車内のエアコン。暑さのピークを過ぎたのでクリーニングしたいのですが、安く済ませる方法はありますか?また、クリーニングによる節約効果はどのくらいでしょうか?

夏場に多用した車内のエアコン。暑さのピークを過ぎたのでクリーニングしたいのですが、安く済ませる方法はありますか?また、クリーニングによる節約効果はどのくらいでしょうか?
夏の暑さもようやく一段落し、過ごしやすい季節になってきました。この時期は、車内のエアコンをクリーニングして、次の夏に備えるのに最適なタイミングです。そこで今回は、エアコンクリーニングを安く済ませる方法と、クリーニングによる節約効果についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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車のエアコンを自分でクリーニング

車のエアコンクリーニングとは、エバポレーターの洗浄とエアコンフィルターの交換を同時に行うサービスのことです。エアコンクリーニングの費用は車種によって異なりますが、一部の業者では3850円から料金が設定されています。
 
プロに頼まなくても、車のエアコンは自分できれいにできます。この場合、必要なものは専用のブラシを購入するだけで済み、費用はおおよそ1000円程度です。そのため、費用を抑えるためには、自分でクリーニングするほうがより経済的です。
 
フィルターの有無に応じて異なるエアコンクリーニングの方法を確認しましょう。
 

フィルターがないタイプの車のエアコンクリーニング方法

エアコンにフィルターがついていない車種のクリーニングは、以下の手順で行います。専用の洗浄剤を使って、エアコン内部をスッキリさせましょう。
 

  • 1専用のカーエアコン洗浄剤を準備する
  • 2グローブボックスを外す
  • 3エアコンの排気設定を足元にする
  • 4エバポレーターの下にタオルを敷く
  • 5内気口から洗浄剤を噴射する
  • 6しばらく放置し、10〜15分送風する
  • 7グローブボックスを元に戻す

 
まず、グローブボックスを外し、エアコンの風向きを足元に切り替えます。そして、専用洗浄剤を内気口から吹き付け、汚れを浮き上がらせましょう。しばらく放置した後、送風運転を行えば、気持ちのよい空気が車内に広がります。
 

フィルターがあるタイプの車のエアコンクリーニング方法

次に、フィルター付き車両のエアコンクリーニング方法です。気になるニオイや汚れを解消し、快適な車内空間にしましょう。
 

  • 1カーエアコン専用洗浄剤を準備する
  • 2グローブボックスの取り外し
  • 3エアコンフィルターを外す
  • 4排気設定を「足元」に変更する
  • 5フィルター部分から洗浄剤を噴射する
  • 6フィルターを水洗いする
  • 710〜15分送風運転を行う
  • 8フィルターが乾いたらグローブボックスを戻す

 
フィルター付きの車の場合も、自分でクリーニングが可能です。フィルターを取り出します。専用洗浄剤を使ってフィルターを丁寧に洗い、エアコンの奥にも洗浄剤を吹き付けましょう。その後、風を送り出して10〜15分乾燥させれば完了です。
 

車のエアコンをクリーニングした場合の節約効果

車のエアコンをクリーニングすることで、3つの節約効果が期待できます。
 

燃費の改善

車内の冷暖房の効きが悪いと感じた場合、まずはフィルターの掃除を行うことで省エネ効果が向上します。
 
エアコン内部に汚れが溜まると、冷暖房の効率が低下し、運転時間が長くなり燃費が悪くなる可能性があります。定期的にクリーニングを行うことで、エアコンの効率が向上し、燃費改善が期待できます。
 
なお、クリーニングをしたうえで、冷房を使用する際は適切な温度にすることも大切です。環境省によると、たとえば外気が25℃のときに車内温度を外気と同じ温度に設定してエアコンを使用すると、燃費が約12%悪化することが報告されています。
 

修理費用の節約

定期的にエアコンの清掃を行うことで、故障のリスクを減らし、将来的な高額修理費用を回避できるでしょう。
 

車内の空気環境の向上

エアコン内部にカビや細菌が発生すると、アレルギーや呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性がありますが、清掃することで清潔な空気環境を保つことが可能です。
 

車のエアコン掃除は定期的に

車のエアコン掃除は定期的に行いましょう。エアコンから変な臭いがするときに行うのではなく、季節の変わり目など定期的に行えば、ホコリが溜まりづらくなり、カビも発生しにくくなります。
 
ただし月に数回しか使わないなど、車の使用頻度が低い場合は、エアコンの臭いが気になるときに掃除すると良いでしょう。
 

エアコン内部の汚れを自分で掃除すれば、業者に依頼するよりも低コスト

エアコン内部の掃除を自分で行えば、業者に依頼するよりもコストを抑えることができます。プロに依頼するとおよそ4000円かかりますが、必要な道具を揃えるだけで済むため、自分でやる場合は約1000円程度で済みます。
 
エアコンのフィルターの掃除を行うことで、冷暖房の効果を高め、省エネ効果が期待できるでしょう。結果として、燃費の改善や修理費用の節約につながり、日々の車の運用コストを削減できます。
 

出典

イエローハット カーリフレッシュ
環境省 エコドライブ10のすすめ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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