更新日: 2024.09.30 その他家計

ママ友から「ポイ活」をすすめられますが、先入観から「怪しい…」と思ってしまいます。本当にお得なのでしょうか?注意点など教えてください。

ママ友から「ポイ活」をすすめられますが、先入観から「怪しい…」と思ってしまいます。本当にお得なのでしょうか?注意点など教えてください。
ポイントを貯めてお得に買い物などを楽しむ「ポイ活」は、近年人気を集め、広がりを見せています。
 
しかし「ポイ活ってどれくらいお得なの? 」「どうやってポイントを貯める? 」「怪しくない? 」など、さまざまな疑問を持つ人もいるでしょう。
 
この記事では、ポイ活とはどのようなものなのか、お得に活用する方法とあわせて解説します。
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

https://babaeri.com/

そもそも「ポイ活」とは?

ポイ活とは、ポイントを貯めたり使ったりして、お得に生活することです。
 
ポイ活のメリットは、なんといっても「お得」という点です。貯めたポイントは現金と同様に利用できるため、ポイ活をがんばってポイントを貯めれば貯めるほど、生活を豊かにできるでしょう。
 
ポイントの貯まり方は、毎日のお買い物など日常のよくある場面で、ちょっとしたことを意識するだけで大きく変わってきます。まとまった時間が取れなくても、難しいことをしなくても、手軽に少し得した気分を味わえる点も魅力といえます。
 
工夫しだいで貯められるポイントに差がつくので、ゲームのスコアを上げるような感覚で、ポイントを貯めること自体を楽しんでいる人もいます。
 
ポイントの貯め方にはさまざまな方法があり、たとえば以下のとおりです。

●買い物の際にポイントカードを提示する
●クレジットカード、スマホやネット回線、電気などを同一グループの企業で統一する
●ポイ活ができるアプリに登録して、広告を見たりアンケートに答えたりする
●ネットショッピングをするときに、ポイントサイトを経由する

ポイ活に使えるアプリは、多数あります。なかには「歩くだけで貯まる」「広告を見るだけで貯まる」といったものもあり、自分の生活や貯めたいポイントに合ったものを選ぶと効率的に貯められるでしょう。
 

ポイ活で上手にポイントを貯める方法

ポイ活でどれくらいお得になるかは人によって異なりますが、月2000円程度が平均的な水準といわれています。なかには継続して月数万円相当を得る人もいます。
 
ポイントをたくさん貯めるために意識するとよいのが、貯めるポイントの種類を1つ(もしくはごく少数)に絞ることです。
 
ポイントにはいくつもの種類があり、ポイントごとに貯めたり使ったりできる場所が異なります。多数のポイントを手当たりしだいに集めると「広く浅く」しか貯まらず、貯まっている実感がわきにくいうえ利用しにくくなります。よく利用するお店で使えるポイントなどから貯めるポイントの種類を厳選し、集中的に貯めていくのがおすすめです。
 
また、貯めるポイントは1種類でも、貯め方は1つに絞る必要はありません。むしろ、どれか1つの貯め方だけに固執せず、クレジットカードで支払ったりアンケートに答えたり、さまざまな方法を並行してやってみるとよいでしょう。場合によっては1回の買い物でポイントの「2重取り」や「3重取り」などができ、より効率的に貯められることもあります。
 

ポイ活をする際のリスクや注意点は?

ポイ活で失敗するケースとして、以下のような例が挙げられます。

●ポイント目的で不要な買い物をしてしまった
●時間や手間をかけた割に稼げない
●詐欺的なサイトやアプリを利用してしまった

ポイ活にいそしむあまり、数十円・数百円のために貴重な時間を無駄にしてしまったり、無駄な買い物をしてしまったりするのは本末転倒といえます。
 
また、近年はポイ活の人気の裏で、ポイ活アプリを装って個人情報を抜き取ったり、高額な利用料金を請求したりする悪徳業者も出てきています。「お得そうだから」といって安易に何でも手を出すのではなく、運営企業を調べる、アプリやサイトの安全性を確かめるなど自衛を図ることも大切です。
 

まとめ

ポイ活は、ちょっとした空き時間でも簡単にポイントを貯められます。手軽でお得なので人気がありますが、決して短期間で大金を稼げるようなものではありません。
 
無理のない範囲で、気長に少しずつ取り組むのがよいでしょう。
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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