更新日: 2024.09.30 その他家計
会社帰りは毎日ジムに通いそのまま「シャワー」まで済ませています。会費が「月8000円」なので「自宅でシャワー」するより断然お得ですよね?
しかし、「月8000円」ジムに会費を支払った場合、シャワーを済ませて帰った方がお得になるのでしょうか。
そこで今回は、ジムでシャワーを済ませた場合、どれくらい節約効果があるのかについてシミュレーションを基に解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シャワーにかかる水道光熱費は1ヶ月当たりどれくらい?
1回当たりのシャワーにかかる水道代とガス代は以下の方法で計算できます。
水道代:水量×水道単価
ガス代:上昇温度×水量÷(発熱量×給湯器熱効率)×ガス単価
上記の計算式を基に以下の条件で試算をしました。
●給湯器熱効率:80%
●水量:12リットル/分
●利用時間:13分
●元の水温:16度
●給湯後の水温:40度
●ガスの基準単位料金:130.46円/立方メートル
●水道代:0.24円/リットル
●発熱量:1万750キロカロリー/立方メートル
この条件で1回当たりのシャワー代を計算すると、ガス代が約56.8円、水道代が37.4円となるため、合計で94円程度です。1ヶ月(30日)のシャワー代は2820円ほどになるため、毎日ジムに訪れてシャワーを浴びれば相当節約できるでしょう。
また、会社帰りのみジムに通ってシャワーまで済ませる場合、土日祝休み、月22日出勤と仮定すると、1ヶ月のシャワー代は2068円ほど節約できます。会社帰りのみであっても2000円以上変わる可能性があるため、お得です。
ジムでシャワーまで済ませるメリット|水道光熱費以外も節約できる可能性がある
ジムでシャワーを済ませると水道光熱費の節約以外にも3つのメリットが考えられます。
●生活費の節約になる可能性がある
●電気代をおさえられる可能性がある
●さっぱりした状態で帰宅できる
ジムにもよりますが、備え付けのシャンプーやボディーソープを使用する場合、消耗品の購入をしなくていいため、生活費の節約につながります。
また、ジムに通うことで自宅にいる時間が短くなるため、エアコンや照明、ドライヤーなどの電気代が節約できるでしょう。例えば、1000ワットのドライヤーを5分間使用した場合、電気代は約2.5円です。
ドライヤーだけで電気代がおさえられるわけではありませんが、家族が多い方や毛量が多い・髪が長い方は総合的に使用する時間も長くなるため、年間で見るとお得に感じるでしょう。電気代は年々上がっているため、ジムでシャワーまで済ませれば生活費に少し余裕ができるかもしれません。
節約効果以外にもメリットが考えられます。ジムで体を鍛えると汗をかくため、そのまま帰宅すると汗臭くなっていたり、体が冷えて風邪をひいたりする可能性もあります。特に、自宅からジムまで少し距離がある方は、シャワーを浴びた方が気持ちいい状態で帰宅できるでしょう。
ジムでシャワーを浴びることで、着替えやタオルなどの持ち物が増える可能性はありますが、多くのメリットが考えられます。
「月8000円」で体も鍛えてシャワーも浴びられるのはお得
ジムでシャワーを毎日使用しても、「月8000円」の元が取れるわけではありません。
しかし、シャワーだけで1ヶ月当たりの水道光熱費を2820円ほど節約できる可能性があります。体も鍛えられることを考えると、自宅でシャワーを浴びるよりかなりお得でしょう。
また、経済産業省 自然エネルギー庁によると、45度の湯を流す時間を1分間短縮するだけで、年間約3210円の節約ができるようです。そのため、年間で考えるとジムでシャワーを済ませることはかなりお得です。
また、シャワーで発生する光熱費の節約だけでなく、消耗品購入にかかる生活費や自宅にいる時間に発生する電気代もおさえられる可能性があります。
節約の効果は大きいと考えられますが、ジムのシャワーを利用する場合は、ほかの利用者も快適に使えるよう、ルールやマナーを守って利用しましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー