更新日: 2024.10.10 その他家計

テレビを処分したら1年間で電気代をどのくらい節約できますか? テレビは意外に電気を食うと聞くので気になります。

テレビを処分したら1年間で電気代をどのくらい節約できますか? テレビは意外に電気を食うと聞くので気になります。
スマホやタブレットで動画を視聴する機会が増え、テレビをあまり見なくなった人も多いでしょう。そのため、電気代を考慮してテレビの処分を検討している人もいるかもしれません。
 
本記事では、テレビの電気代や節約する方法について詳しく解説します。テレビの処分や電気代の節約を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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テレビの電気代

テレビの電気代は、以下の計算式で算出できます。
 
・電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間×1kWhあたりの電気料金
 
1kWhあたりの電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを使用します。
 
また、テレビは「液晶テレビ」「有機ELテレビ」「プラズマテレビ」の3つのタイプに分けられます。一般的な消費電力の目安は、液晶テレビが30〜200W、有機ELテレビが50〜300W、プラズマテレビが150〜600Wです。
 
本項では、それぞれのテレビタイプごとの電気代について紹介します。

 

液晶テレビの電気代

液晶テレビの消費電力の目安は30〜200Wで、この場合の電気代は次のとおりです。
 

・1時間あたり:0.93〜6.2円程度
・1日あたり(8時間使用した場合):7〜50円程度
・1ヶ月あたり(1日8時間×30日):223〜1488円程度
・1年あたり(1日8時間×365日):2715〜1万8104円程度

 
液晶テレビを処分すると、1年間で電気代を2715〜1万8104円程度削減できる可能性があります。

 

有機ELテレビの電気代

有機ELテレビの消費電力の目安は50〜300Wで、この場合の電気代は次のとおりです。
 

・1時間あたり:1.55〜9.3円程度
・1日あたり(8時間使用した場合):12〜74円程度
・1ヶ月あたり(1日8時間×30日):372〜2232円程度
・1年あたり(1日8時間×365日):4526〜2万7156円程度

 
有機ELテレビを処分すると、1年間で電気代を4526〜2万7156円程度削減できる可能性があります。

 

プラズマテレビの電気代

プラズマテレビの消費電力の目安は150〜600Wで、この場合の電気代は次のとおりです。
 

・1時間あたり:4.65円〜18.6円程度
・1日あたり(8時間使用した場合):37〜149円程度
・1ヶ月あたり(1日8時間×30日):1116〜4464円程度
・1年あたり(1日8時間×365日):1万3578〜5万4312円程度

 
プラズマテレビを処分すると、1年間で電気代を1万3578〜5万4312円程度削減できる可能性があります。

 

テレビの電気代を節約する方法

テレビを処分しなくても、以下の方法でテレビの電気代を節約できます。
 

・見ないときは電源を消す
・画面を明るくしすぎない
・画面を定期的に掃除する
・音量を必要以上に上げない
・省エネモードを活用する

 
経済産業省 資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、液晶テレビの画面の輝度を10%下げれば、年間で18.73kWhの電力を削減でき、電気代を約581円節約できるとしています。
 
テレビ画面にホコリや汚れが付着すると、画面が暗くなって輝度を上げる必要があり、結果として余計な電力を消費します。そのため、定期的に掃除をして画面を清潔に保つことが大切です。また、音量を不必要に上げないことも節電に役立ちます。

 

テレビを処分しなくても、日々の節約を心がけましょう!

製品や使用状況により異なりますが、テレビを処分することで、年間の電気代を液晶テレビで最大1万8104円、有機ELテレビで最大2万7156円、プラズマテレビで最大5万4312円ほど削減できる可能性があります。
 
また、テレビを処分しない場合でも、使用時間を減らしたり、音量を控えめにしたり、定期的に掃除することで電気代をおさえられます。どちらの場合も、節電を意識しながらテレビや他の家電製品を使いましょう。

 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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