更新日: 2024.10.04 その他家計

夏にフル稼働したエアコンが故障しそうです… もうすぐ10年なのですが買い替えを検討しています。 秋に買えば安く買えると聞きましたが、本当ですか?

夏にフル稼働したエアコンが故障しそうです… もうすぐ10年なのですが買い替えを検討しています。 秋に買えば安く買えると聞きましたが、本当ですか?
エアコンも購入から10年も経つと、ちょっとした不具合が気になりだし、新しい機種に買い替えたいと感じる人は多いでしょう。「買い替えるなら、できるだけ良い機種を安く手に入れられるタイミングで」と時期を見計らっている人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、エアコンが安く買える時期やその理由を紹介するとともに、エアコン買い替え時にチェックしたい販売価格以外のポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

エアコンは秋(9~11月ごろ)に安くなる傾向がある

エアコンの販売価格の動向には毎年ある程度同じような傾向があり、一般的に安値で購入しやすいのは9~11月ごろの秋だといわれています。秋にエアコンが比較的安く販売される理由は「夏のエアコン使用時期を過ぎること」「10~11月ごろにかけて上位モデルの新機種を発表するメーカーが多いこと」の2つです。
 
夏が終わりエアコン需要のピークが過ぎるのに合わせて、エアコンの店頭価格は下がる傾向にあります。また、新機種が発売される前には、いわゆる型落ち商品の価格が安くなります。とくに最新機種を購入したいというこだわりがない場合、秋は高機能なエアコンを安く手に入れるのに適した時期だといえるでしょう。
 

決算期などのセールもエアコン買い替えの狙い目

モデルチェンジの時期のほかに、決算期もエアコンを安く買えるチャンスが多い時期です。なぜなら、多くの販売店が在庫を減らしたいと考え、値下げをしたり決算セールを実施したりするためです。
 
多くの企業で8~9月ごろが中間決算期、2~3月が総決算期に当たるため、セールの情報などを意識してチェックしておくとよいでしょう。
 
また、需要がピークになる前の初夏や冬のボーナス時期なども、家電量販店などがセールを開催する時期です。エアコンも安く店頭に並ぶことが多いため、買い替え時期の候補として頭に置いておきましょう。
 

普及機種なら1年の値動きは小さめ

季節によって大きな値動きが見られることが多い上位機種と比べて、比較的廉価な普及モデル(エントリーモデル)のエアコンは、メーカーなどにもよるものの、1年を通してそれほど大きく価格が変動しないことが多いのが特徴です。また、中位モデルは、上位モデルと普及モデルの中間くらいの値動きが見られます。
 
そのため、「高機能のものをお買い得に手に入れたい」という場合は秋ごろや決算期などが狙い目ですが、「とにかく購入価格をおさえたい」「安くなるのを待たずにすぐ欲しい」といった場合は、時期にかかわらず普及モデルを検討するのも手です。
 

コスパを考えるなら省エネ性能なども含めた長期的なコストも検討しよう

エアコンは稼働時間が長く、消費電力も大きな家電のひとつです。そのため、販売価格に加えて、省エネ性能など運転時のコストパフォーマンスも、買い替えを検討するときには無視できないでしょう。
 
販売価格だけを比較した場合、上位モデルは普及モデルの2~3倍することも珍しくありません。しかし、運転コストに目を向けた場合、機能がシンプルで省エネ性能もほどほどの機種が多い普及モデルに対して、センシングなどの機能を備え、高い省エネ性能を持つ上位モデルに軍配が上がります。
 
たとえ購入時の価格に2倍、3倍の差があっても、きちんとメンテナンスをして10年間使った場合のトータルの運転コストは、計算上それほど差がないケースもあるのです。エアコンを買い替えるときには、目先の購入コストだけでなく、長期的に見たコストパフォーマンスも含めて、購入時期や機種を検討することをおすすめします。
 

安い時期を狙って賢くエアコンを買い替えよう

エアコンの販売価格の動向にはある程度の傾向があり、秋や決算期などが上位モデルを比較的安く購入しやすい時期です。安くなるタイミングを見極めて購入すれば、高級なエアコンをお買い得に手に入れられるでしょう。
 
また、エアコンの購入時には、長期的な運転コストも含めて検討することがおすすめです。高機能で快適に使える高額の機種でも、長期間のトータルコストでは下位モデルと大差ないケースもあるのです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集