銀行で「外貨預金」を案内されたけどリスクが怖いです…これまで地道に貯金してきた”堅実派”の私ですが、始めてみるべきでしょうか?

配信日: 2024.10.08 更新日: 2024.10.10

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銀行で「外貨預金」を案内されたけどリスクが怖いです…これまで地道に貯金してきた”堅実派”の私ですが、始めてみるべきでしょうか?
円安傾向が続く昨今、資産運用の方法として外貨預金に注目している人もいるかもしれません。しかし、地道に貯金を続けてきた人の場合、知識が少ないままの状態で外貨預金を始めるのは、大きなリスクだと感じるでしょう。
 
本記事では、外貨預金の基礎知識とともに、利用割合の高い外貨預金の種類や保有目的についても詳しく解説します。外貨預金に興味のある方や、どんなリスクがあるのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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外貨預金とは?

外貨預金とは、円ではなく外国の通貨で預金することをいいます。預け入れる際は日本円を外国通貨に交換し、払い戻す際にまた日本円に交換するしくみです。
 
外貨預金は円預金よりも高金利な場合が多く、利息を受け取れる可能性が高い点がメリットです。さらに、為替変動による利益も期待できるでしょう。
 
例えば、1ドルの価値が100円から90円に下がると円の価値は上がり、円高になります。逆に、1ドルの価値が100円から110円に上がると円の価値は下がり、円安になります。円高のタイミングで外貨預金を開始し、円安のタイミングで払い戻せば、差額分の利益を受け取ることが可能です。
 

どのような外貨預金を利用している人が多い?

外貨預金の種類としては、円預金と同様に「外貨普通預金」や「外貨定期預金」などがあります。
 
ソニー銀行株式会社が2024年に実施した「外貨預金意識調査」の結果によると、メインで運用している外貨建て商品で最も多いものが「外貨定期預金」で62%でした。次いで「外貨普通預金」の22%、「外貨預金の積立購入」の4%、「外貨建て投資信託」の3%と続きます。
 
ただし「外貨建て投資信託」については「今後保有したい外貨建て商品」として、25%の人が注目しているようです。また、不動産を除く運用可能な資産総額については、表1のような回答結果が出ているため、参考にしてください。
 
表1

運用可能な資産 割合
100万円未満 9%
100万円~300万円 15%
300万円~1000万円 27%
1000万円~5000万円 34%
5000万円~1億円 10%
1億円以上 5%

出典:ソニー銀行株式会社「『外貨預金意識調査』調査結果のお知らせ」を基に筆者作成
 

外貨預金の保有目的の一つは「リスクの分散」

同調査によると、外貨預金の保有目的を「金利」としている人の割合が70%と最も多く、「為替差異」と「リスク分散」としている人の割合も50%を超えています。
 
外貨預金によるリスク分散手法の一つが「通貨の分散」です。外貨預金では、預け入れる際と払い戻す際の為替レートの差が損益を左右します。とはいえ、タイミングを見極めることは簡単ではありません。
 
為替変動の仕方は国によって変わるため、同一通貨だけを保有すると、為替変動による影響をすべて受けることになります。そのため、複数の通貨を分散して保有する方が、リスクを軽減しやすいでしょう。
 
また「時間の分散」も、おすすめの手法です。為替動向を見ながら預け入れるタイミングをずらすことで、リスクの軽減を目指せます。
 

外貨預金におけるリスクの分散方法を確認してから始めた方がいい

外貨預金とは、外国の通貨で預金する資産運用法のことです。円預金に比べて高金利な場合が多く、さらに為替変動による利益も期待できるため、勧められた際に迷った人もいるでしょう。
 
「これまで地道に貯金してきた人」の場合は、リスクが怖いと感じるかもしれません。
 
外貨預金は、通貨やタイミングを分散することでリスクを軽減できる点がメリットの一つであるため「リスクがあるのではないか?」と心配な人は、よく確認したうえで検討してみましょう。
 

出典

ソニー銀行株式会社 「外貨預金意識調査」調査結果のお知らせ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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