実家の天井の照明を「LED」に交換予定です。蛍光灯と比べて“電気代”はどれくらいお得になるでしょうか?

配信日: 2024.10.10

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実家の天井の照明を「LED」に交換予定です。蛍光灯と比べて“電気代”はどれくらいお得になるでしょうか?
一口に家のリフォームといっても、床や壁、トイレ、お風呂などさまざまですが、そこまでお金をかけないプチリフォームとして、照明関係の刷新をする家庭も少なくありません。
 
照明を蛍光灯などからLEDに変えると省エネ効果が期待できますが、具体的にどれくらいお得になるのでしょうか?
 
本記事では、天井の照明(シーリングライト)を蛍光灯からLEDに交換した場合、どのくらい電気代がお得になるのかや、LEDのメリットについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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シーリングライトを蛍光灯からLEDに交換した場合にお得になる電気代

まず、シーリングライトを蛍光灯からLEDに交換した場合にお得になる電気代を見ていきましょう。
 
今回はPanasonicの「あかりでできる節電シミュレーション」を用いてシミュレーションしていきます。シミュレーションの前提は次のとおりです。


・交換する部屋:~18畳1部屋、~8畳3部屋
・使用時間:1日5.5時間、年間2000時間
・電気代単価:31円/キロワットアワー(税込)
・製品:Panasonicの指定商品

この前提で消費電力と電気代をシミュレーションしてみた結果は図表1のとおりです。
 
図表1

消費電力 電気代(年間)
蛍光灯 303ワット 1万8780円
LED 139.7ワット 8690円

Panasonic あかりでできる節電シミュレーション を基に算出
 
このように、4ヶ所のシーリングライトを蛍光灯からLEDに交換することで、年間で電気代が約1万円安くなるようです。
 

LEDのメリットは電気代以外にも!

LEDに交換すると電気代の節約につながりますが、ほかにもメリットがあります。
 

寿命が長い

製品によって差はあるものの、一般的にLEDの寿命は4万時間と言われており、これは蛍光灯の4~5倍程度の時間です。4万時間ということは、1日10時間点灯した場合でも約11年間は交換せずに使用できます。
 
1度交換した後は長い間そのまま使用できるため、手間がかかりませんし、交換費用も節約できます。
 

応答が速い

LEDは応答速度が非常に速く、スイッチをONにしたらすぐに点灯しますし、OFFの場合の消灯も速やかに処理されます。「スイッチをいれたのになかなか点灯しない」といらいらすることも少ないでしょう。
 
そのため、頻繁に点けたり消したりするトイレや廊下などの照明にも向いています。
 

紫外線や赤外線の放出が少ない

LEDが発する光には、紫外線や赤外線がほとんど含まれません。そのため、紫外線で衣服が変色したり、赤外線により機器が劣化したりする心配は不要です。
 

LEDに交換することで補助金がもらえる自治体もある

一般照明用蛍光ランプの製造と輸出入が2027年末までに段階的に廃止されることもあり、家庭においてLEDに買い替えをする場合、一部の自治体では補助金が支給されます。
 
例えば、愛知県一宮市では、令和6年度予算で蛍光灯や白熱灯からLEDへ買い替えた場合、1万円の補助金を支給しています(買替対象期間は令和7年1月31日まで、申請受付期間は令和7年2月7日まで。2台以上のLEDを購入し、合計金額が2万円以上の場合)。
 
補助の制度を実施しているかや、制度の内容は自治体によって異なりますので、居住している自治体のウェブサイトなどで確認してみましょう。
 

まとめ

シーリングライトを蛍光灯などからLEDに交換すると、電気代の節約が期待できることはもちろん、交換の手間が省けたり、今よりも快適な生活ができたりします。買替費用と効果を見比べ、交換を検討しましょう。
 

出典

Panasonic あかりでできる節電シミュレーション
一宮市 【令和6年度予算】LED照明器具への買替費用を補助します
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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