子どもが巣立ち、家族4人で使っていた「冷蔵庫」がスカスカ…。2人用の冷蔵庫にしたら電気代はいくら安くなる?

配信日: 2024.10.11

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子どもが巣立ち、家族4人で使っていた「冷蔵庫」がスカスカ…。2人用の冷蔵庫にしたら電気代はいくら安くなる?
子どもが大きくなり独立した後、これまで使用していた冷蔵庫が大きすぎると感じる人もいるでしょう。電気代を節約するために、サイズの小さい冷蔵庫にするほうがいいのでは、と考える人もいるかもしれません。本記事では、冷蔵庫のサイズによって消費電力がどのように変わるのか、冷蔵庫の電気代を節約するポイントなどを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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冷蔵庫のサイズと消費電力は比例しない

冷蔵庫のサイズが大きいほど電気代がかかると考える人もいるでしょう。しかし、実際には、冷蔵庫の電気代はサイズに比例しません。冷蔵庫の種類によっては小さいサイズよりも大きいサイズのほうが年間の消費電力が小さく、電気代が安いケースもあります。そのため、冷蔵庫の電気代を節約したい場合は、サイズよりも消費電力を気にしましょう。
 

冷蔵庫のサイズが大きくても電気代が安い理由

冷蔵庫のサイズが大きくても電気代が安い理由は、高い省エネ技術が搭載されているためです。一般的には、冷蔵庫の容量が大きいほど多彩な機能が搭載されています。そのため、容量の大きい冷蔵庫には、高度な省エネ技術も搭載されているのです。例えば、インバーター制御や断熱材などです。
 
インバーター制御とは、コンプレッサーの回転数を自由に変化させられる技術を指します。ドアの開閉や、冷蔵庫内と周辺の温度を感知するセンサーが搭載されており、コンプレッサーの回転数を環境に適したものにします。そのため、冷蔵庫内を効率的に冷やすことが可能です。
 
また、冷蔵庫には庫内の冷気を逃さないよう断熱材が使用されています。大きいサイズの冷蔵庫には高性能な断熱材が使用されている傾向があり、冷気が外に逃げない分、消費電力を抑えられます。
 

冷蔵庫の電気代を節約するためのポイント

ここでは、経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」を基に、冷蔵庫の電気代を節約するためのポイントを紹介します。消費電力を気にして冷蔵庫を購入するのも大切ですが、使い方を工夫すれば既存の冷蔵庫でも節電が可能です。
 

ものを詰め込みすぎない

冷蔵庫内にはものを詰め込みすぎないようにしましょう。詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較をすると、年間で1360円もの節約になります。他にも、缶詰や調味料は未開封なら常温で保存できるため、冷蔵庫で保管しているものがないか確認しましょう。
 
また、冷蔵庫に入れる食材は全体の7割程度にとどめるのがおすすめです。冷蔵庫内に食材を詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなり、庫内を一定の温度に保つために、多くの電力を消費してしまいます。食材が冷気の吹き出し口をふさいでいると冷蔵庫に負担がかかり、電気代が跳ね上がる可能性もあるため注意が必要です。
 
一方で、冷凍室は7割以上を食材で収納するほうが冷却効率が高くなり、電気代を抑えられます。凍った食材が保冷剤代わりになり、庫内の温度上昇を防いでくれることが理由です。冷凍室と冷凍室の特徴の違いを理解し、それぞれ適切な量の食材を入れるようにしましょう。
 

壁から適切な間隔で設置

冷蔵庫は、庫内を冷やすために外部に熱を放出しています。そのため、冷蔵庫が壁や食器棚に接していると庫内の熱をうまく放熱できなくなってしまいます。放熱がうまくできなければ、冷蔵庫内に熱がこもり、多くの電力を消費してしまうでしょう。
 
冷蔵庫の上部と両側が壁に接している場合と、片側のみ接している場合の比較をすると、年間1400円もの差があるようです。冷蔵庫を設置する際は、コンロの近くや直射日光の当たる場所を避け、メーカーが推奨している間隔を確保するといいでしょう。
 

冷蔵庫の電気代はサイズよりも使い方で変わる

冷蔵庫のサイズが大きいほど電気代が高くなるわけではありません。冷蔵庫に搭載されている機能により消費電力は変動します。そのため、冷蔵庫の購入時には、サイズよりも消費電力に着目することが大切です。また、冷蔵庫の使用方法を工夫することで電気代を節約できます。今回紹介した方法を参考に、節電を意識してみてください。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 冷蔵庫
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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