更新日: 2024.10.12 その他家計
出社時は弁当と水筒を持参しています。コンビニで買うより年間いくらお得になっていますか?
本記事では、社会人のランチ代を項目別に紹介し、弁当を持参する場合とコンビニでランチを購入する場合でどのくらいの費用差が生じるのか算出します。また、ランチ代を節約する方法も紹介するため、自炊を毎日するのは難しいと感じている人はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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社会人のランチ代はいくらくらい?
株式会社リクルートが実施した「有職者のランチ実態調査」によると、2024年のランチ代の平均額は、452円です。項目別の平均額は表1の通りです。
表1
自炊、または家族等が作った食事・弁当 | 392円 |
小売店で購入したもの※出張販売なども含む | 597円 |
持ち帰り専門店や宅配専門店からテイクアウトしたもの | 856円 |
外食店からテイクアウトしたもの | 977円 |
出前、デリバリーしたもの | 1386円 |
外食店内での食事 | 1243円 |
小売店で購入したものをその場でイートイン | 722円 |
社食、学食で食べる | 519円 |
自分以外が用意した食事 | 819円 |
出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査」を基に筆者作成
弁当が392円であるのに対して、コンビニなどの小売店で購入したものは597円です。1回あたりの差額は205円となり、1年間の出社日数が240日であれば年間で4万9200円もの差が発生します。ランチ代の節約を考えるなら、弁当を持参する頻度を上げたほうがいいといえるでしょう。
自炊以外にランチ代を節約する方法
ここでは、自炊以外にできるランチ代の節約方法を紹介します。毎日弁当を作るのは継続しにくい場合も多いため、ほかの節約方法もあわせて実践し、節約効果を高めましょう。
主食だけ持参する
弁当を作る時間がとれないと悩んでいる方は、主食だけ持参する方法を試してみましょう。炊いたご飯を弁当箱に詰め、おかずのみを職場近くのスーパーや弁当屋で購入すれば、手軽にバランスのとれたランチを食べられます。おかず代は200~300円程度を目安にすれば、自炊の負担を減らしてランチ代を節約することが可能です。
なお、インスタントの味噌汁を利用すれば、さらに充実したランチメニューになるでしょう。
コンビニよりもスーパーを利用する
ランチを購入する際は、コンビニよりもスーパーを利用しましょう。店舗数が多く手軽に利用できるコンビニにはついつい立ち寄りがちですが、コンビニを利用する頻度が高くなればランチ代が高くついてしまいます。コンビニ商品はスーパーに比べると割高です。
ドリンクも、スーパーと比べると値段が高い商品が多いため、コンビニでの購入は避けたほうがいいでしょう。ランチ代を節約したいのであれば、週末に格安スーパーなどでまとめ買いしておくのがおすすめです。
役所の食堂を利用する
ランチを外で済ませる場合には、飲食チェーン店や個人経営の飲食店ではなく、市役所や区役所の食堂、大学の学食などを利用すると節約につながります。食堂や学食では低価格でバランスのとれた日替わりメニューが提供されており、一般の人でも利用できる場合があります。会社の近くに食堂や学食があれば、積極的に利用しましょう。
前日の夕食の残りを持参する
夕食を自炊している場合は、残り物を弁当箱に詰めて翌日のランチとして持っていくのもおすすめです。朝は忙しくて時間がないという人でも、手軽に弁当を作れます。ランチ代の節約ができ時短にもなるため、実践してみましょう。
ランチ代を節約するならお弁当! そのほかにも節約方法はある
ランチ代を節約するなら、弁当を持参するのが最も効果的といえます。しかし、毎日弁当を作るのが大変と感じる人もいるでしょう。自炊する以外にも、主食だけ用意したり昼食を購入する場所を工夫したりすれば、節約はできます。自炊ばかりにとらわれず、自分にあった方法でランチ代を節約しましょう。
出典
株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 働く人の平日ランチ「自炊」が最多も2年連続で減少 予算は、自炊以外のすべての食べ方で前年比増額のインフレ傾向 全体平均452円、「出前・デリバリー」1,368円、「外食」1,243円 有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー