更新日: 2024.10.12 その他家計
夏に軽井沢への旅行を検討していましたが、ホテル代が高く諦めました…。「オフシーズン」の場合、どれくらいお得に泊まれるのでしょうか?
本記事では国内旅行におけるハイシーズンとオフシーズンについて解説し、宿泊にかかる費用の差やハイシーズンでもお得に泊まれるポイントなどをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
国内旅行におけるハイシーズンとオフシーズンとは?
多くの宿泊施設では、同じ施設の同じ部屋でも、時期や曜日などによって宿泊費を変動させているようです。そのような施設では旅行者が多い夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどのハイシーズンには宿泊費を高く設定し、旅行者が少ないオフシーズンには宿泊費を低く設定している傾向が見られます。
これは宿泊費だけではなく、飛行機や一部の特急列車、フェリー、テーマパークの入場料などでも同じような価格設定が採用されているようです。そのため旅行を計画するときには、宿泊費だけではなく交通費やそのほかの費用も異なる可能性があることを理解しておくとよいでしょう。
ハイシーズンとオフシーズンにかかる宿泊費の差
総務省統計局の旅行・観光消費動向調査を基に、観光・レクリエーションが目的で2023年に国内旅行をした人が1泊当たりに使った月ごとの宿泊費の平均を表1にまとめました。
表1
月 | 1泊一人当たりの金額 |
---|---|
1月 | 2万569円 |
2月 | 1万5654円 |
3月 | 1万7966円 |
4月 | 1万5490円 |
5月 | 1万6681円 |
6月 | 1万3821円 |
7月 | 1万9959円 |
8月 | 2万3497円 |
9月 | 1万7035円 |
10月 | 1万8911円 |
11月 | 1万8560円 |
12月 | 1万9071円 |
※総務省統計局「旅行・観光消費動向調査」を基に筆者作成
表1から12月や1月、7月、8月の宿泊費が高くなっていることが分かります。12月や1月は年末年始、7~8月は夏休みやお盆などで帰省や旅行ニーズなどが増加するハイシーズンに当たることが原因と考えられるでしょう。
オフシーズンは基本的にハイシーズン後の月に該当する場合が多く、ハイシーズンと比べると、1万円程度の差がある時期もあるようです。宿泊費を安くおさえたい場合は、ハイシーズン後の時期を狙うとよいでしょう。
お得に宿泊するポイント4選
以下のポイントを意識すると、宿泊費が高い時期でもお得に宿泊できる可能性があります。
●宿泊予約サイトを活用する
●早期予約や直前予約を活用する
●素泊まりや平日宿泊プランを活用する
●パッケージプランを活用する
同じ宿泊施設でも、予約サイトを複数比較することで価格が異なることがあるようです。なかには施設の公式サイトが最も安く宿泊できる場合もあるでしょう。予約の際に複数のサイトを比較することでお得に宿泊できる可能性は高いと考えられます。
さらに、ハイシーズンでも早期割引をもうけていたり宿泊日直前に値下げしたりする施設もあるようです。スケジュールに余裕がある場合、食事を不要とする素泊まりプランや平日宿泊プランを活用すると、宿泊費をおさえられる可能性があります。
また高速バスや飛行機、フェリーや新幹線といった交通機関、またはテーマパークなど施設の入場料などとセットになったパッケージプランもおすすめです。旅行代理店や航空会社のサイトなどを探してみましょう。
これらの方法を活用すれば、宿泊料金が高い時期でもお得に宿泊ができる可能性があります。
オフシーズンはハイシーズンと比べて1万円ほど宿泊費がお得になる可能性がある
多くの宿泊施設では時期や曜日などによって、同じ部屋でも宿泊費用を変動させる仕組みを採用しているようです。そのため同じ部屋に宿泊しても、時期によっては平均で1万円ほど価格の差が出る可能性があります。
しかし宿泊費用が高いシーズンでも、宿泊予約サイトや早期予約、パッケージプランやポイントなどを活用することで、いくらかお得に泊まれることもあるようです。なるべく宿泊費をおさえたい方は、ご紹介した方法も参考にしてみてください。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 旅行・観光消費動向調査(速報)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー