更新日: 2024.10.16 その他家計
同じ炊飯器を「7年」使っていますが、寿命ってあるのでしょうか?炊飯に「最短48分」かかるなら最新型に買い替えたほうがいいですか?
本記事では、炊飯器の寿命の目安を紹介するとともに、買い替えと購入のどちらがお得か、長く使うためのコツなどを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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炊飯器の寿命はおよそ6年
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する「製造業表示規約 別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間」によると、炊飯器にあたる電気釜の保有期間は6年とされています。
炊飯器を6年以上使用していると、メーカーに修理用部品の用意がなく、修理ができない可能性が出てくるでしょう。そのため、炊飯器を6年以上使用していて故障した場合は、修理ができない可能性を踏まえ、買い替えを検討するのも一つの手段です。
炊飯器の買い替えと修理、どちらがお得?
炊飯器は、毎日の食事に欠かせない家電製品ですが、長期間使い続けていると炊飯時間が長くなったり、お米の炊け具合が不安定になったりします。
炊飯器の不具合を感じた際に、買い替えるか修理に出すか迷う人もいるでしょう。ここでは、買い替えと修理それぞれで、どのような場合で、どちらがお得なのかを紹介します。
買い替えがお得なパターン
炊飯器を使い続けて6年以上経過している場合は、寿命も近いと考えられるため、不具合を感じたら買い替えを検討するのがおすすめです。特に、型番が古い炊飯器だとメーカーが修理部品を保有していない可能性が高いでしょう。
また、最新の炊飯器は、早炊きやエコモードなどいろいろな機能が搭載されており、炊飯時間の短縮や電気代の節約が期待できます。今回は早炊きが「48分」かかるとのことでしたが、最新の炊飯器は「17分」で炊けるものもあるようです。
修理費用と新しい炊飯器の購入費用が同じくらいであれば、買い替えたほうが性能面でも満足できると考えられます。
修理がお得なパターン
購入から6年以内であれば、各メーカーが修理部品を保管している可能性が高いため、修理を視野に入れるのもいいでしょう。
特に、高性能な炊飯器を持っている場合は、同等の機能を搭載している炊飯器を新しく購入するよりも、修理費用のほうが安い可能性が高いようです。修理費用の見積もりを確認し、高額でない場合は修理がおすすめです。
ただし、修理費用が高くつき、購入と変わらない場合は、買い替えも検討しましょう。
炊飯器を長く使うためのポイント
炊飯器をなるべく長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスや適切なお手入れが欠かせません。ここでは、炊飯器を長く使うための具体的なポイントを紹介します。
内釜の汚れは早めに洗う
内釜は炊飯器の中でも特に消耗が激しい部分です。長持ちさせるためには、使用後に汚れを放置せず、早めに洗うことが大切です。洗浄時は柔らかいスポンジを使い、強くこすり過ぎないように注意しましょう。
内釜のコーティングを傷つけると、こびりつきの原因になります。傷をつけないよう、洗米は内釜ではなくボールやザルで行うのがおすすめです。
内釜で洗米をすると、コーティングがはがれやすくなります。長持ちさせるためには、内釜以外のもので洗米するようにしましょう。また、熱湯を注ぐと内釜が変形するおそれがあるため避けた方がいいでしょう。
保温機能は規定時間を守って使う
炊飯器の保温機能は非常に便利ですが、長時間の使用や少量での保温は内釜の劣化を招くおそれがあるので避けた方がいいでしょう。また、炊き込みご飯など白米以外の保温も、内釜のコーティングがはがれる原因になるため、注意が必要です。日常的に適切な使用を心がけ、炊飯器を長持ちさせましょう。
炊飯器の買い替えは6年を目安に行おう
炊飯器の買い替えは、6年を目安に行うといいでしょう。6年以上経過していると、修理に必要な部品が残っていない可能性があります。その際は、新しい炊飯器の購入を検討しましょう。
炊飯器を長く使い続けるためには、日頃の使い方がポイントです。丁寧に扱い、寿命を延ばせれば、購入費用の節約にもつながるでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 製造業表示規約 別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー