更新日: 2024.10.22 貯金
金利0.2%の定期預金口座に500万円を預けて満期になりました。通帳に記載された利息額は1万円よりも少なかったのですが、なぜ利息が減ったのでしょうか?
振り込まれる利息は、金利の割合だけでなく税金の課税対象であるかも考慮しての計算が必要です。今回は、利息にかかる税金や割合、また非課税になる制度などについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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利息にも税金がかかる
利息で得た収入は利子所得と呼ばれ、所得税の課税対象です。実際に得られる収入は、所得税および復興特別所得税を引いたあとの金額になります。
ただし、利子所得は原則として「源泉分離課税」の対象です。源泉分離課税とはほかの所得と合計せず、その所得のみで税額を求めて納税することが特徴です。
国税庁によると、源泉分離課税では所得を得た時点で決められた割合の税額が源泉徴収され、その時点で納税は完了します。確定申告もできません。利息も、所得を得た時点で源泉徴収が同時に行われ、手元へ振り込まれるのは源泉徴収後の金額です。そのため、通帳に記載される利息額は、実際に金利から計算した利息額よりも少なくなります。