更新日: 2024.10.23 その他家計

「ノートパソコン」から「デスクトップパソコン」へ買い替えを検討中です。「デスクトップ型は電気代が高い」と聞きましたが、どのくらい差があるのでしょうか?

「ノートパソコン」から「デスクトップパソコン」へ買い替えを検討中です。「デスクトップ型は電気代が高い」と聞きましたが、どのくらい差があるのでしょうか?
ノートパソコンからデスクトップパソコンへの買い替えは、性能の向上や使用環境の向上を求める方にとって魅力的な選択肢となる可能性があります。一方で、それに伴って電気代が増加するのか気になる方もいるでしょう。
 
デスクトップパソコンはその大きなハードウェアと高性能な部品から、一般的にノートパソコンよりも多くの電力を消費するとされています。
 
この記事では、ノートパソコンとデスクトップパソコンの電気代やそれぞれのメリットとデメリットを解説します。パソコンの電気代の節約方法についてもご紹介しているため、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ノートパソコンとデスクトップパソコンの電気代を比較

ノートパソコンとデスクトップパソコンの電気代を求めます。
 
ノートパソコンの消費電力量は47ワット、デスクトップパソコンの消費電力量は93ワットと仮定します。以下に条件をまとめました。

●使用時間:8時間
●毎日同じ時間使用すると仮定する
●電気代単価:31円/キロワットアワー(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の電気代単価)

電気代を求める際は、以下の式にあてはめます。
 
消費電力量(ワット)÷1000×使用時間×電気単価(円/キロワットアワー)
 
表1にまとめました。
 
表1

1日あたり 1ヶ月あたり 1年あたり
ノートパソコン 約12円 約360円 約4320円
デスクトップパソコン 約23円 約690円 約8280円
差額 約11円 約330円 約3960円

※筆者作成
 
表1から、1日8時間毎日使用した場合、年間でノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が、約4000円電気代が高くなる可能性があることが分かります。
 
ただし、パソコンの消費電力量は使用状況や製造会社、商品により異なる場合があります。電気代単価にも変動がありますので、参考程度にしてください。
 

ノートパソコンのメリットとデメリット

ノートパソコンは軽量でコンパクトな造りとなっており、持ち運びがしやすい傾向があります。また、ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも低消費電力の部品が使われており、電源がなくてもバッテリーで起動させることができる点はメリットでしょう。
 
一方で、ノートパソコンのデメリットは、コンパクトな造りとなっているため、機能が限られてしまう点です。また、本体とキーボードが一体型となっているため、冷却性能や排熱効率が劣る傾向にあるようです。またノートパソコンは小さな衝撃でも故障するリスクもあるとされています。
 

デスクトップパソコンのメリットとデメリット

デスクトップパソコンのメリットは、高性能な機種が多い点だといえるでしょう。カスタマイズがしやすいことから、性能の幅を広げやすい点が優れているといえます。故障した場合でも、パーツごとに修理ができて、メンテナンスがしやすい傾向にあるようです。
 
さらに、ビデオゲームや動画編集、写真加工などのクリエイティブな作業を行う方は、パソコンのスペックが高いデスクトップ型のほうがよいと考えられます。
 
一方で、デスクトップパソコンは持ち運びを想定して作られていない点から、使用できる場所が限られます。デスク周りのスペースが取られるため、机の上がごちゃごちゃしてしまいやすい点は、デメリットとなるでしょう。
 

パソコンの電気代の節約方法

ノートパソコンやデスクトップパソコン共に、電気代を節約したいと思う方もいるでしょう。以下に、パソコンの電気代を節約する方法をまとめました。

●省電力モードを使用する
●ディスプレイの明るさを下げる
●スリープとシャットダウンを使い分ける
●古いパソコンは、新しいパソコンへ買い替える

すぐに始められる方法もあるので、試してみてください。
 

ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が年間で約4000円電気代が高くなる可能性がある

1日8時間毎日使用した場合、年間でノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が、約4000円電気代が高くなる可能性があります。
 
ノートパソコンのメリットは、軽量で持ち運びしやすかったり、電源がなくてもバッテリーでパソコンを起動できたりする点です。デスクトップパソコンのメリットは、高性能な機種が多かったり、修理やメンテナンスがしやすかったりすることがあげられます。
 
パソコンの電気代を節約する場合は、省電力モードの使用やディスプレイの明るさを下げるなどの方法を試してみてください。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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