更新日: 2019.07.03 貯金

貯蓄をするなら意識したい5つのこと

執筆者 : 三浦雅也

貯蓄をするなら意識したい5つのこと
今年こそは貯蓄しよう!と考えていたはずなのに、思うように貯蓄ができなかった。そんな人が多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、『実践するだけで簡単にお金が貯まる!貯蓄をするなら意識したい5つのこと』についてお伝えします。
 
三浦雅也

執筆者:三浦雅也(みうら まさや)

酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属

2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)
「お金のことをもっと身近に感じてほしい!」をモットーに、“手帳”を使った人生設計の方法や、知っててよかったお金の話セミナーをはじめ、年間50回以上の講演を行う。

専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
http://www.fp-sakai.com

あなたはどうして貯蓄ができないのか

この記事を読んでくださっている方はきっと、『貯蓄をしよう!』と思っているけれど、なかなかできない、もしくは、貯蓄をすぐに切り崩してしまうタイプなのではないでしょうか。
 
•収入が少ないから貯蓄できない
•出ていくお金が多いから貯蓄できない
•何かあるとATMへ行ってしまい、気づけばお金がなくなっている
•お金の管理ができない
など、原因は人それぞれだと思います。では、どうして貯蓄をする必要があるかを考えてみましょう。
 

そもそもどうして貯金をするのか

貯蓄ができない人に共通しているのは『貯蓄の目的がハッキリとしていない』という点です。だから、“つい”お金を使ってしまうんです。
 
また、『○○しようと思っているのにできない…』の原因は、『○○する明確な理由がない』ということです。
 
•車検に10万円かかるからお金を用意しておく
•将来結婚するために2人でお金を準備している
•子どものために学費を準備している
•欲しいものがあるからお金を貯めている
なんて目的がある人はしっかりとお金を貯めています。
 
『なぜ貯蓄をするのか』と『いつまでにいくら準備をするのか』がハッキリしていると、貯蓄に対してストレスを感じることが少なく、貯蓄が続けられるポイントとなります。また、目的がハッキリしているので、貯蓄をしなかった場合のデメリットを理解していることも、貯蓄ができる人の特徴だと言えます。
 

お金が貯まる貯蓄のキホン

貯蓄をする必要があるなら、まずは先取り貯蓄を意識することが必要です。先取り貯蓄とは、貯蓄するお金を優先的に銀行口座や封筒へと入れておく方法です。
 
多くの人は毎月の収入から必要経費や娯楽費などを支払い、残ったお金を貯蓄へと回すことが多いと思います。しかし、その方法では貯蓄を続けることは難しいでしょう。
 
なので、『いつまでに』『いくらの金額が必要か』を明確に意識したうえで、収入のうち1割~2割を貯蓄することが大切です。
 
また、その際の貯蓄の方法は自分に合ったものを選ぶことが大切です。自分の性格を考えたときに…
•口座引き落としなら続けられる
•親や奥さんに預けるなら続けられる
•貯蓄性のある保険なら続けられる
•投資信託としてなら続けられる
などの方法を検討してください。貯蓄の方法に正解はありませんから、自分の性格を考慮したうえで無理なく続けられる方法を見つけてくださいね。
 

家計の管理が必要な人はどんな人?

貯蓄が続くようになれば、家計の管理をやめてもいいでしょう。
 
家計の管理が必要な人は、家計の改善が必要な人です。家計の改善をしなくても貯蓄ができているならそれで充分だと思います。
 
毎月の支出の理由が分からなくても、だいたいの収入とだいたいの支出が分かればそれでいいでしょう。レシートをすべて確認して、科目ごとに細かく振り分けるのは大変なので、家計が赤字になることさえなければ家計の管理はやめてもよいと考えています。
 
『もう少し家計を改善して貯蓄の金額を増やしたい!』とか『そろそろ投資を始めてみたい!』と考えるなら、家計簿やアプリを家計の改善に役立てるといいかもしれませんね。
 

まとめ

貯蓄をするなら…
•貯蓄のための目的を明確にすること
•貯蓄の金額と期限をハッキリすること
•先取り貯蓄を意識すること
•自分に合った貯蓄を続けること
•貯蓄ができているなら家計簿はやめてもいい
 
が大切です。この記事を読んだみなさまが少しでも貯蓄を続けることができれば幸いです。
 
執筆者:中西雅也(なかにし まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
 

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