更新日: 2024.10.26 働き方
部下から「日曜の接待ゴルフは休日出勤扱いにしてほしい」と連絡が! ゴルフが“労働時間”になる・ならないパターンを解説
頻繁な職場の飲み会やサービス残業、休日の接待ゴルフなど、かつては当たり前だった風潮も、現在は改善に向かっている職場も少なくないでしょう。声を上げやすい時代になったこともあり、「休日の接待ゴルフは休日出勤として扱ってほしい」などと申し出る人も増えているかもしれません。
本記事では接待ゴルフやゴルフコンペの準備が労働時間にあたるのかを考え、日曜日に接待ゴルフまたはコンペ運営に参加した場合に休日出勤扱いとすべきかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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労働時間とは
日曜日の接待ゴルフを休日出勤扱いとすべきかを判断するためには、接待ゴルフの時間が労働時間となるかを考える必要があります。はじめに、そもそも労働時間とは何かについて解説します。
労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令の下に置かれていて、使用者の指示により業務を行っている時間を指します。ここでいう指示とは明示的なものだけでなく、指示がなくとも事実上労働せざるを得ない、黙示的な指示と呼ばれるものも含みます。
会社によっていろいろな働き方があることから、一概に使用者の指揮命令の下に置かれているかどうかの判断はできないので、さまざまな状況から客観的かつ個別具体的に判断されます。