更新日: 2024.11.05 その他家計
暑かった10月にうんざり…。来年は「6月~10月」までエアコンを酷使することになりそうですが、5ヶ月で電気代はどの程度になるでしょうか?
本記事では、6月~10月までエアコンを使用した場合の電気代を計算するとともに、エアコンの電気代を節約するための方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1日12時間で5ヶ月エアコンを使用した場合の電気代
ここでは、5ヶ月間エアコンを使用した場合にかかる電気代を紹介します。今回、電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー(税込み)で計算します。
1日の使用時間を12時間とした場合の計算式は以下の通りです。
1時間あたりの電気代=消費電力( ワット )÷1000×31円/キロワットアワー×時間
エアコンの消費電力量を500ワットと仮定します。
500ワット÷1000×31円キロワットアワー×12時間=186円
186円×30日×5ヶ月=2万7900円
5ヶ月間毎日12時間エアコンを使い続けると、電気代は2万7900円です。
エアコンの電気代の節約方法
猛暑が続くと、10月ごろまで冷房が必要になるケースも多くあります。ここでは、少しでも電気代を節約するための方法を紹介します。
扇風機やサーキュレーターを一緒に使う
エアコンの節電を考えるなら、扇風機やサーキュレーターの併用がおすすめです。エアコンと一緒に使用すると部屋全体の空気を効率よく循環でき、短時間で部屋の中を設定温度まで下げられます。
なお、冷たい空気は床付近にたまりやすいため、サーキュレーターは上向きに設置しましょう。下から上に向かって空気を循環すれば、冷房効率を高められます。効率よく部屋の温度のムラをなくせば、エアコンの設定温度を高めに設定でき、より節電につながるでしょう。
風向きを上向きにする
温かい空気は天井付近にたまりやすく、冷たい空気は床付近にたまりやすいため、エアコンの風向きは上向きに設定しましょう。冷たい空気が天井付近から床に向かって広がるようにすれば、部屋全体の温度を効率よく下げられます。
部屋の温度にムラがあると、設定温度に達するまで電力を消費し続けてしまい、電気代がかさみます。短時間で室温が下がればエアコンの消費電力を抑えられ、電気代の節約につながるでしょう。
室外機には直射日光をあてない
エアコンの室外機には直射日光があたらないように日陰を作りましょう。室外機に直射日光があたり温度が上昇してしまうと、室内の熱い空気を排出する働きが弱くなります。また、効率よく熱を排出できなければ、消費電力が増加してしまいます。室外機に日陰を作るためには、すだれや遮光ネットを利用するのがおすすめです。
遮熱効果のあるカーテンを使う
エアコンの電気代を節約するためには、遮熱効果のあるカーテンを利用するのも一つの手段です。遮熱機能が備わっていれば、日光による熱の侵入を防げるため、室温の上昇を抑えられます。
また、遮熱タイプのレースカーテンであれば、室内に光を取り込んだりエアコンの負担を軽減できたりします。なお、遮光機能つきのカーテンを利用すれば、朝の日差しを防ぐとともに、部屋の中の空気が逃げにくくなるでしょう。遮熱・遮光カーテンを利用すれば、エアコンの冷房効果が高まり、室温を維持しやすくなります。
スイッチの切り替えを頻繁に行わない
電気代を節約するためには、エアコンのスイッチの切り替えを頻繁に行わないようにしましょう。エアコンは、室内の温度を設定温度まで下げるときに最も多くの電力を消費します。そのため、スイッチのオンオフを繰り返していると、消費電力が大きくなります。電気代を節約するなら、自動運転を利用して部屋の温度を一定に保つことが大切です。
5ヶ月間エアコンを使用し続けると電気代はおよそ2万7900円
6~10月の5ヶ月間にエアコンを使用し続けると、およそ2万7900円の電気代がかかります。エアコンにかかる電気代を節約したい方は、今回紹介した節電方法の中から、実行しやすいものを選んで実践してみるとよいでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー