1年間同じ「歯磨きコップ」を使用していますがカビが気になります…「紙コップ」のほうが衛生的でしょうか?

配信日: 2024.11.06

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1年間同じ「歯磨きコップ」を使用していますがカビが気になります…「紙コップ」のほうが衛生的でしょうか?
長期間同じ歯磨きコップを使い続けていると、黒カビが生えるケースがあります。歯磨きコップは口に触れるものなので、衛生的に不安を覚える方もいるでしょう。
 
こうした状況の打開策として紙コップを利用する方法もありますが、人によってはコストパフォーマンスやゴミの量が気になってしまう可能性があります。今回は、紙コップを使用するメリットやデメリット、また歯磨きコップを衛生的に使用するコツなどについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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歯磨きコップの代わりに紙コップを使うメリットとデメリット

歯磨きコップの代わりに紙コップを使用すると、使い捨てになるためコップの衛生面をあまり気にせずにすみます。家族ごとにコップを分ける必要もなく、管理が簡単です。さらに、紙コップは重ねて保管できるため、場所をあまり取りません。
 
子どものいる世帯の場合、子どもの友達が家へ訪れたときにも紙コップは便利です。友達用のコップを別で用意したり子どもと共用したりしなくてよくなります。また、紙コップは軽量で持ち運びも楽です。非常時の持ち出し用としても活用できるでしょう。
 
ただし、紙コップは使い捨てのため使用人数や頻度が多いほど費用がかさむ点がデメリットです。同様の理由で、使えば使うほどゴミの量も増えます。
 
特に、紙コップはティッシュのように薄くないので、重ねて捨てるようにしないとすぐゴミ箱が埋まってしまうでしょう。洗面所をおしゃれにしたい方の場合、紙コップだと気に入るデザインが見つかりにくいケースもあります。
 
ゴミの量や費用が気になったり洗面所の見た目に気を遣ったりする方の場合は、紙コップを導入する前に、導入しても問題ないかをよく考えてから決めましょう。
 

毎日紙コップを使うと費用はいくら?

今回は、以下の条件で紙コップの費用を求めます。
 

・4人家族
・使用回数は朝と夜の2回
・使用する商品は40個入りで税込み110円

 
4人家族で1日2回使うため、1日の消費量は8個です。今回の商品は40個入りなので、5日で使い切る計算になります。1ヶ月を30日とすると、1ヶ月に必要な数は6袋、費用にして660円です。
 
また、1年365日で必要な数は73袋なので、8030円の費用が発生します。
 
もし同じ税込み110円の使い捨てでない歯磨きコップを人数分使用すると、発生する費用は440円のみです。紙コップを使用したときと比べると、7590円の差になります。
 

歯磨きコップを清潔に保つコツ

まず、カビが生えないようにするためには、コップをぬれたままにしないことです。一般社団法人日本訪問歯科協会でも、歯磨きコップについて「カビや汚れを防ぐには、使用後には毎回流水できちんと洗い、底に水が残らないようにしっかり乾燥させることが大切」としています。
 
コップをさかさまにしてつるしたり、水切れのよい場所に置いたりしてなるべく早く乾くようにしましょう。特に、浮かせる方法にすれば収納スペースもあまり取らず、乾かしやすくなるためおすすめです。
 
収納スペースがあるときは、コップスタンドを使う方法もあります。コップスタンドは口の触れる部分が直接触れないようにして保管できるため、衛生的な点がメリットです。
 
もしこうした対策をしてもカビが生えてしまったときは、台所用の塩素系漂白剤でつけ置きをし、洗い流すと落としやすくなります。
 

保管方法を工夫すると歯磨きコップでもカビを生やしにくくなる

紙コップは衛生的に利用しやすい反面、ゴミが増えたり費用がかさんだりするデメリットもあります。衛生面を重視する方なら紙コップが向いていますが、コストパフォーマンスやゴミの量を気にする方は歯磨きコップの方がよいでしょう。
 
実際、今回試算した結果によれば、税込み110円の紙コップを使用した場合と税込み110円の歯磨きコップを使い続けた場合では、1年で7590円の差が生まれる可能性があります。歯磨きコップはよく洗い、よく乾かすことを意識していればカビも生えにくくなるため、カビが気になる方はまず保管方法を見直すことがおすすめです。
 

出典

一般社団法人日本訪問歯科協会 今日から始める口腔ケア 歯磨きコップの汚れ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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