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更新日: 2024.11.07 貯金

現在24歳で貯蓄「30万円」です。30代になったら何もしなくても「100万円」は貯まるのでしょうか?

現在24歳で貯蓄「30万円」です。30代になったら何もしなくても「100万円」は貯まるのでしょうか?
貯蓄額の平均は、年齢によって異なると考えられます。現在24歳で30万円を貯蓄している人の中には、30代になると何もしなくても100万円貯まるのかが気になる人もいるでしょう。
 
今回は20代、30代の平均貯蓄額とあわせて、30代になると何もしなくても100万円貯まるのかをまとめました。貯蓄のコツについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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20代、30代の平均貯蓄額は?

金融広報中央委員会 知るぽるとが発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」および「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」では、単身世帯と二人以上の世帯における貯蓄額の平均値・中央値が掲載されています。今回は20代と30代でそれぞれ平均値と中央値がどのくらいになるのかを、表1にまとめました。
 
表1

年齢・世帯の種類 平均値 中央値
20代・単身世帯 121万円 9万円
20代・二人以上の世帯 249万円 30万円
30代・単身世帯 594万円 100万円
30代・二人以上の世帯 601万円 150万円

出典:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成
 
表1を見ても分かるように、貯蓄額の平均値は20代の場合、単身世帯と二人以上の世帯に倍以上の差がある結果です。対して30代になると、単身世帯と二人以上の世帯で平均値に大きな差はない結果となりました。
 
30代で単身世帯と二人以上の世帯の平均貯蓄額に差が出ない理由はさまざまなものが考えられますが、おもな理由のひとつとして、育児にかかる費用が関係していると想定できるでしょう。
 
子どものいる二人以上の世帯においては子どもの成長にともなって、学費や食費、お小遣いなどがより多くかかるようになることから、収入が増えてもなかなか貯蓄に充てられない可能性があります。
 
自身が貯蓄する際は、上記のことを加味したうえで、計画的に進めるとよいかもしれません。
 

30代になると何もしなくても100万円を貯められる?

30代になったからといって、何もせずに100万円を貯めるのは難しい可能性があるでしょう。前述の調査では、30代単身世帯のうち48.5%は貯蓄額が100万円未満であり、約2人に1人が貯められていないことが分かります。
 
また、30代の二人以上世帯の約4割は貯蓄額が100万円未満であり、30代になると結婚などの費用がかかることで100万円を貯められない可能性もあると推察できます。
 
そのため、100万円を貯めるには計画性が重要と考えられるでしょう。
 

計画的にお金を貯めるコツ

計画的にお金を貯めるには、まず1ヶ月当たりの収入と支出のバランスを把握する必要があります。この部分を把握できていないと、毎月いくら貯蓄に回せるかを把握できないため、計画的にお金を貯められない可能性が高いでしょう。
 
また、毎月支払っている固定費を見直すのも効果的な方法とされています。固定費の見直しによって出費をおさえられれば、その分を貯蓄に回せるかもしれません。
 
そのほかにも口座を使い分けたり、ローンの借入先を変更したりするのも、計画的にお金を貯める方法として挙げられます。人それぞれ適した方法は異なるため、自分にとってよいやり方を見つけてみてください。
 

100万円を貯めるには、計画的に貯蓄する必要がある

30代になると、一般的に年収や給与が20代のときよりも高くなる傾向にあるようです。しかし、結婚や育児などのライフイベントが発生する場合、その分20代のときよりもお金がかかることもあるため、100万円を貯めるには計画的な貯蓄が必要と考えられるでしょう。
 
計画的な貯蓄計画にはさまざまなものがあるため、その中で自分に合った方法を見つける必要があります。例えば収入と支出のバランスを見直したり、毎月無駄な費用を支払っていないか確認したりするなどです。
 
30代になると、必要なお金が増えることもあるでしょう。いざというときに困らないよう、本記事の内容を参考に、計画的な貯蓄を進めてください。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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