夏は「節電」する気もなく電気を使ってしまいました。冬は節約のために節電していきたいのですが、効率のよい方法はありますか?

配信日: 2024.11.12

この記事は約 4 分で読めます。
夏は「節電」する気もなく電気を使ってしまいました。冬は節約のために節電していきたいのですが、効率のよい方法はありますか?
「節電」と聞くと、面倒で大変な印象を持つかもしれません。しかし、実際には日常生活の中で少し工夫することで、手軽に取り組める方法が数多くあります。消費電力を減らすと、電気代を節約できるだけでなく、環境保護にも貢献できます。
 
本記事では、今日から実践できるさまざまな節電対策を紹介しますので、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

多くの人が「電気代の上昇」や「節約の難しさ」を実感

株式会社Looopが実施した「電気代&電気料金プランに関する意識調査」によると、過去半年から1年の間に電気代が上がったと感じている人の割合は72.8%に上りました。また、電気代の節約が難しいと答えた人は55.4%となっています。
 
節約に向けた具体的な取り組みとして最も多かったのは「照明をこまめに消す」で42.4%、一方で「とくにない」と答えた人は46.7%でした。
 
また、同調査によると、1ヶ月の電気代の平均額は9118円でした。
 

今日からできる節電対策

電力会社や料金プランの見直し、エアコンのフィルターを定期的に掃除すること、冷蔵庫内の整理整頓、洗濯物のまとめ洗いなど、日常生活の中ですぐに実践できる節電対策は数多くあります。
 
このような小さな工夫を積み重ねることで、消費電力をおさえることができ、結果として毎月の電気代を大幅に節約できる可能性が高まります。
 
本項では、これらの具体的な節電方法について見ていきましょう。
 

電力会社や料金プランの見直し

電力会社や料金プランによって、電気代の仕組みや料金は異なるため、見直すことで電気代を節約できる可能性があります。
 
2016年に電力の自由化が始まって以降、さまざまな電力会社が誕生し、多彩な料金プランが提供されています。複数の電力会社やプランを比較し、自分のライフスタイルや使用量に合った最適な選択肢を見つけることで、電気代の節約が可能です。
 

アンペア数を変更する

アンペア数を変更することで、電気代を削減できる可能性があります。なぜなら、契約しているアンペア数に応じて基本料金が設定されるためです。アンペア数が大きくなると、同時に使用できる電力量は増えますが、その分基本料金も高くなります。
 
現在の契約アンペア数は、ブレーカー(分電盤)や電力会社から送られる検針票で確認できます。実際の使用量に対して、契約アンペア数が大きすぎる場合は、見直すことで電気代の節約につながるかもしれません。
 

家電の使い方を工夫する

エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの日常の使い方を少し工夫するだけで、電気代を節約できることがあります。
 
主な節電方法は、以下のとおりです。

【エアコン】

●フィルターを定期的に掃除する
●室外機の周囲に物を置かない
●適切な温度に設定する
●必要なときだけ使う

【冷蔵庫】

●庫内の温度設定を適切にする
●冷蔵庫内を整理する
●扉を開ける時間を短くする

【洗濯機】

●お風呂の残り湯を活用する
●まとめて洗濯し、回数を減らす

例えば、経済産業省 資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によれば、エアコンのフィルターを月に1〜2回掃除することで、年間で31.95kWhの電気使用量を削減でき、約990円の電気代を節約できます。さらに、冷房(28度)の使用時間を1日1時間短縮すると約580円、暖房(20度)では約1260円の節約が可能です。
 
また、冷蔵庫の設定温度を強から中に変更すると、61.72kWhを削減でき、電気代を約1910円減らすことができます。
 
このように、ちょっとした工夫で消費電力をおさえ、電気代を節約することができます。
 

節電を意識して電気代を節約しよう!

エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電を使用する際は、ぜひ節電を意識してみましょう。日々のちょっとした工夫だけで、無理なく電気代を節約することができます。
 
最初は手間に感じるかもしれませんが、これらの方法を習慣化すれば、長期的に見て大きな節約効果が期待できます。
 
節電のコツは、まずはできることから始めることです。今日から少しずつ取り入れて、家計や地球に優しい節電習慣を身につけましょう。
 

出典

株式会社Looop <電気代&電気料金プランに関する意識調査> ここ半年~1年で電気代「上がった」72% 節約は「難しい」55% 暑さの深刻化と“インドア派”増加がその原因・・・?
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?
経済産業省 資源エネルギー庁 電力の小売全面自由化って何?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集