更新日: 2024.11.12 その他家計
節約のため「朝ごはん」はお金をかけたくないです。「白米」と「食パン」なら、どちらが安く済むでしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
朝はパン派とご飯派どちらが多いの?
まずは周りの人たちは朝ごはんに何を食べているのでしょうか。ヘアケアアイテムを展開するスリーエム株式会社の調査によると、朝ごはんに食べているものは以下のとおりです。
●パン:56%
●米:28%
●シリアル:6%
●その他(フルーツ、プロテインほか):6%
●朝ご飯は食べない:4%
以上のように、朝食にパンを食べる人の割合のほうがお米を食べる人の割合よりも多くなっています。
白ご飯1杯にかかる費用とは?
最初にお米1杯にかかる費用について考えましょう。茶わん1杯分(150グラム)は、精米では65グラムとなっています。総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、2024年9月の東京都区部におけるうるち米(コシヒカリ)5キログラムあたりの平均価格は3285円でした。
この価格をお茶わん1杯(150グラム)の白ご飯の費用にすると、1杯あたりおよそ43円です。1ヶ月に換算すると、43(円)×30(日)=1290(円)、半年で7740円、年間で1万5480円という価格で済むことになります。
とはいえ白米だけで食べる人は少ないのではないでしょうか。納豆や梅干しといったものと一緒に食べるケースが多いと考えられます。納豆は1パックあたり40円ほどかかるため、お米に加えてさらに納豆を食べるとなると、1日で約83円、1ヶ月で2490円、半年で1万4940円、年間で2万9880円かかります。
食パンにかかる費用とは?
続いて食パンにかかる費用です。西友ネットスーパーにおける食パン(Pascoの超熟/6枚切り)の販売価格は2024年10月7日時点で税込220円となっており、1枚あたりにすると約37円になります。
菓子パンや総菜パンを購入すると1袋100円以上かかることもありますが、今回は食パン1枚で済ませると考えると1ヶ月(30日)で1110円、半年で6660円、年間で1万3320円となります。
ただし、食パンだけではなく、マーガリンやジャムをぬって食べるという人も多いかもしれません。食パンの費用にさらにジャムをつけることを想定すると、1日当たり約76円と食パンだけの時よりも39円高くなっていきます。さらに計算していくと1ヶ月当たりで2280円、半年で1万3680円、年間2万7360円かかることになります。
お米と食パン、どちらが安い?
お米と食パンの費用差を見ると、パンのほうが年間で約2160円節約できることになります。とはいえ、食パンとお米の年間の費用差はさほど価格差はなく、パンとご飯とでそれぞれ栄養もそれぞれ異なるため、ご飯とパンを交互に食べるなど自分の好みに合わせて選択するのがよいでしょう。
白米と食パンの費用差はさほど変わらない!
今回は白米と食パンにかかる費用差について解説しました。白米は1日につき約43円、食パンは1日につき約37円となっています。年間で比較しても約2160円の差となっており、費用差はさほどありません。自分の食べたいものを朝食として選択するのがよいでしょう。
出典
スリーエム株式会社 朝食でパンを食べる人の割合(PR TIMES)
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 2024年9月
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー