夫婦二人暮らしで月の電気代が「3万円」を超えました。電気代を下げるためには、何をすればよいのでしょうか?

配信日: 2024.11.14

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夫婦二人暮らしで月の電気代が「3万円」を超えました。電気代を下げるためには、何をすればよいのでしょうか?
夫婦二人暮らしで電気代が3万円を超えるのは、家計にとって大きな負担となります。さまざまな物価が上昇しており、生活費の見直しが必要な中で、電気代をいかに削減するのか知りたい人もいるでしょう。
 
そこで、本記事では、電気代をおさえるにはどのような工夫が必要か調べてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

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電気代高騰の原因は?

なぜ電気代が高騰しているのか原因を理解しておきましょう。電気代が高騰している原因として、以下のような理由が考えられます。

・ウクライナ情勢や円安によるエネルギー価格の上昇
 
・原子力発電所の稼働停止による電力量の供給不足
 
・再エネ賦課金の値上げ
 
・季節的な要因
 
・生活様式の変化

「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」は、再生可能エネルギーの導入を後押しする政策で、電気料金の一部として支払う賦課金です。これは、電力会社が再生可能エネルギーの発電所から作られた電気を買い取る費用を消費者が負担する制度です。
 
電力の買い取り費用が増大していることにより、費用を賄うための賦課金も上昇傾向にあるため、電気代に影響しています。
 
それ以外にも、近年は猛暑が続いているため、夏の電気代が高くなりがちです。さらに、テレワークの普及などにより、家庭での電気使用量が増加していることも関係していると考えられます。
 

電気代を下げる方法

家庭での電気代を下げるには、電気の使用量を減らさなければなりません。そのためには家電の使い方を見直し、使用時間を短くする必要があります。
 
ここでは電気代を下げる方法についてご紹介します。
 

家電の使用時間や使い方を見直す

例えば、電力消費が大きい家電(エアコンや洗濯機など)の使用時間を調整し、夜間や早朝などの電気代の安い時間帯に使用することを心がけると電気代の節約に効果的です。
 
電気代が高いといわれる電化製品のひとつに「電気温水器」があります。省エネ効果が高く、電気温水器よりも電気代がおさえられる「ヒートポンプ給湯機(エコキュート)」に変えるといった対策を考えましょう。
 
エアコンはフィルターをこまめに清掃し、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。設定温度は夏は28度、冬は20度を目安にすると効果的です。冷蔵庫の設定温度を強から中に変更したり、テレビ画面の明るさを調整したりすることも、電力消費の削減につながります。
 

待機電力を減らす

家電を使用していない間に消費する待機電力も無視できません。一世帯あたりの待機電力量は、家庭での全消費電力量の約5%に相当するといわれています。使用しない家電はコンセントから抜くか、スイッチ付きのタップを使用して待機電力をカットしましょう。
 

家電を最新モデルに買い替える

冷蔵庫やエアコンなどをエネルギー効率のよい最新のモデルに買い替えることも長期的に見ると、節約に効果的です。
 
一般財団法人家電製品協会によると、最新(2023年)の冷蔵庫の場合、同じ容量でも10年前(2013年)のモデルに比べて約28%~35%も省エネになっており、年間の電気代も約3190円~4430円安くなると試算されています。
 

契約している電力会社やプランを見直す

複数の電力会社やプランを比較し、契約内容や料金を確認してみましょう。生活スタイルに合ったプランを選ぶことにより、より安価なプランを見つけられる可能性があります。
 

電気代を下げるには家電の使い方や時間を見直し、無駄な電力消費をなくす必要がある

電気代が高騰している現在、家庭での電気の使い方について話し合い、協力して電力消費量をおさえる必要があります。
 
具体的には、電力消費が大きい家電を使う頻度や時間に注意したり、エネルギー効率がよい最新モデルに買い替えたりすることで、消費電力の削減および電気代の節約につながるでしょう。
 
電気代の削減は単なる家計の節約だけでなく、環境保護にもつながる取り組みです。日々の小さな工夫と努力の積み重ねで、快適な生活を維持しつつ電気代を適切な水準におさえられるでしょう。
 

出典

一般財団法人家電製品協会 2024スマートライフおすすめBOOK 電気を節約する省エネ 冷蔵庫(34ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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