更新日: 2024.11.23 その他家計
毎月Amazonで「5万円」の買い物をする妻にびっくり!つい気になったものを買ってしまうらしいのですが、賢くネットショッピングを利用する方法はありますか?
ただし、目に入る商品を手当たり次第に購入していると、家計を圧迫する原因の一つになるかもしれません。
そこで今回は、ネットショップの平均利用額や、賢く利用する方法を紹介します。ネットショップの利用が多い方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ネットショップの平均利用額と主な内訳は?
総務省統計局が公表した資料「2023年 家計消費状況調査 結果の概況」によると、2人以上の世帯におけるネットショッピングの支出金額は1ヶ月平均で2万3021円、利用世帯あたりの支出金額は1ヶ月平均で4万2937円でした。
また、ネットショッピングを利用する世帯は、2002年の調査開始から年々伸び続け、2023年は過去最高の53.5%という結果になりました。ネットショッピングの支出割合(2人以上の世帯)は表1の通りです。
表1
項目 | 割合 |
---|---|
食料 | 21.3% |
旅行関係費 | 19.5% |
衣類・履物 | 10.4% |
家具・家電 | 7.4% |
出典:総務省統計局「2023年 家計消費状況調査 結果の概況」を基に筆者作成
最も多い内訳である「食料」は2万3021円のうち約4900円、次いで「旅行関係費」は約4500円です。新型コロナウイルス感染症の影響がなかった2019年と比べ、2023年の「食料」は147.3%の増加と最も増加率が高い結果となっています。
この背景には、インターネットを通じての商品注文や購入、動画視聴などの自宅で消費できる「巣ごもり消費」が伸びたことが影響していると考えられます。例えば飲食分野では、インターネットで注文すれば飲食店から食事を配達してくれるデリバリーサービスの利用が増えている点もあるでしょう。
ネットショッピングを賢く使うには
ネットショップを賢く使うには、いくつかのポイントがあります。
・買い物リストを作る
・送料無料にこだわらない
・カートに入れたあと一晩考える
ネットショッピングを利用していると、おすすめ商品やセール中の商品など、さまざまな情報が表示されることがあります。お得だからと、買う予定のなかった商品をついカートに入れてしまう経験がある方もいるでしょう。
目に入るお得な商品を次々購入していては、毎回の購入金額が跳ね上がり家計の圧迫につながりかねません。目的以外のものを購入しないためにも「買い物リスト」を作り、それ以外はなるべく見ないようにしましょう。
また、一定の購入金額を超えると送料無料になるショップもあります。送料無料にするために、つい不要なものを追加購入しがちですが、金額によっては送料を支払った方が安く済む場合もあります。
最後に、カートに入れた商品は本当に欲しい物なのか、一晩おいて考えられるといいでしょう。急ぎで必要な商品以外は、次の日に改めてカートを見直し、いらない物は削除すれば節約につながります。
ネットショッピングの平均利用額は約2万円! 本当に必要かを考えてから購入しよう
総務省のデータによると、2人以上の世帯において、ネットショッピングの平均支出額は2万3021円でした。このデータと比較すると、毎月5万円の買い物は少々高額かもしれません。
購入する商品によるので一概にはいえませんが、少しの工夫で節約につながることもあります。買い物リストを作り目的の商品以外は見ないよう心がけたり、カートに入れたまま一晩置いて「本当に欲しい商品か」を考えたりすることで、毎月の購入金額を減らせるかもしれません。
節約のポイントをおさえながら、ネットショッピングを上手に活用していきましょう。
出典
総務省統計局 2023年 家計消費状況調査 結果の概況(4.5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー