幼児がいるので空気清浄機をずっと「つけっぱなし」にしてます。雨の日の衣類乾燥にも使ってて便利なのですが「電気代」はどれくらいでしょうか?
配信日: 2024.11.24
本記事では、空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合の電気代を計算し、1ヶ月、1年間にかかる電気代もあわせて算出します。さらに空気清浄機の電気代を節約するためのコツも紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
1日中空気清浄機を稼働させたときの電気代
ここでは、1日中空気清浄機を稼働させた場合の電気代を知るために、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示している目安単価31円/kWhを使用し、電力消費量が15Wの空気清浄機を例に計算になります。
消費電力(W)✕使用時間(h)✕電力量料金単価(円/kWh)
1日(24時間)使用した場合の電気代は次の通りです。
0.015kWh × 24h × 31円/kWh=11.16円/日
したがって、1日中稼働させ続けた場合、1日あたりの電気代は約11円、1ヶ月で約335円、1年間では約4070円の電気代がかかると分かりました。
空気清浄機の電気代を節約するコツ
空気清浄機は、空気をきれいに保つために重要な家電ですが、長時間使用すると電気代がかさむことがあります。ここでは、電気代を節約するためのコツを紹介します。
使用する部屋の広さに合った製品を利用する
空気清浄機は、部屋の広さに合った製品を選びましょう。広い部屋向けに設計された製品は、より大きなモーターや強力な風量を必要とするため、電気代も高くなる傾向があります。
そのため、空気清浄機を購入する際には、製品の「適用床面積」を確認しましょう。適用床面積の数値は、30分間で空気をきれいにできる広さの目安であり、自宅の広さに合った空気清浄機を選ぶ際の参考になります。
自宅の部屋の広さに対して約2倍の適用床面積を持つ空気清浄機を選ぶと、効率よく空気を清浄化できるとともに、電気代の節約が可能です。
省エネモード搭載の製品を選ぶ
省エネモードが搭載されている製品を活用すると、空気清浄機の電気代を大幅に節約できます。多くの空気清浄機には、省エネ・静音・弱モードといった機能が搭載されています。各モードを使用すると風量が抑えられ、電力の節約が可能です。必要以上に電力を使わず、電気代を抑えられます。
もし、現在使用している空気清浄機に省エネの設定がない場合、静音モードや弱モードを選択すると同じような効果が得られます。無駄な電力消費を抑えるために、各モードを積極的に活用しましょう。
こまめにフィルター掃除する
空気清浄機のフィルターが汚れていると、空気の循環が悪くなり、運転効率が低下します。汚れがたまると空気清浄機が十分に機能せず、余分な電力を消費してしまうため、定期的な掃除が欠かせません。掃除をこまめに行っておくと、空気清浄機の効率がよくなり電気代の節約につながります。
フィルターの掃除方法や頻度は空気清浄機のメーカーや機種によって異なりますが、目安としては1~2週間に1回程度と定期的に掃除をするのが理想的です。掃除方法は説明書やメーカーのホームページで確認し、フィルターを傷つけないように注意しましょう。
また、フィルターは経年劣化するため、数年ごとに交換が推奨されることもあります。メーカーの指示に従って交換時期を守りましょう。
空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合の1ヶ月の電気代は約335円
空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合、1日あたりの電気代は約11円、1ヶ月で約335円、1年間では約4070円発生します。長時間使用することで電気代がかさむことは避けられませんが、部屋の広さに合った製品を選び、省エネモードを活用したり、フィルターをこまめに掃除したりすることで、電気代の節約が可能です。
今回紹介したコツの中からできるものを実践し、効率的に空気清浄機を使用しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー