ポットのお湯を1日中「保温」にしています。長時間「電気代」がかかっていると考えると、都度沸かした方が節約できますか?

配信日: 2025.01.28

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ポットのお湯を1日中「保温」にしています。長時間「電気代」がかかっていると考えると、都度沸かした方が節約できますか?
電気ポットでお湯を沸かしてそのまま保温にしておくと、いつでも適温のお湯が手に入るため、頻繁にお茶を入れて飲む人などにとっては大変便利でしょう。
 
しかし、保温にしておく時間が長いほど、電気代が気になるという人もいるかもしれません。
 
本記事では、ポットのお湯を保温にせず、その都度沸かした場合の節約効果や、コストをおさえてお湯を沸かす方法についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ポットのお湯を使うときだけ沸騰させるようにするとどのくらい節約できる?

電気ポットには保温機能が備わっているため、使いたいときにすぐお湯を使えるというメリットがあります。保温の温度を設定できる機能がついているものもあるため、お湯を使う頻度が高い人には大変便利なアイテムです。
 
経済産業省資源エネルギー庁によると、電気ポットに2.2リットルの水を入れて沸騰させ、1.2リットルのお湯を使用した後で6時間保温状態にした場合と、保温せずにプラグを抜き、必要なときに再沸騰させて使用した場合を比較すると、後者の方が年間107.45キロワットアワーの省エネになり、年間約3330円節約できるということです。
 
1ヶ月に換算すると約278円の節約になるため、今回の事例のように「母がポットのお湯を1日保温にしているので電気代が心配」というときは、お湯を使うときに沸かすようすすめてあげるといいかもしれません。
 

お湯を沸かす際のコストをおさえる方法

寒い季節になると温かい飲み物を飲む機会が増える人もいるでしょうから、なるべくコストをおさえてお湯を沸かす方法をチェックしておきましょう。
 

省エネタイプのポットを使う

最近は優れた省エネ機能が備わっている電気ポットも登場しているため、そういったタイプのものに買い替えることで電気代を節約できる可能性もあります。
 
例えば、高い保温効果を発揮する高真空2重瓶構造を採用していたり、使用する時間に合わせてお湯が沸いているように設定できる節電タイマー機能が搭載されていたりするものもあるので、チェックしてみるといいでしょう。
 

保温にするなら設定温度を低めにする

保温時の温度を設定できる電気ポットなら、なるべく低い温度に設定して消費電力を減らすことをおすすめします。
 
例えば、お茶を飲むために使うお湯の場合、熱すぎると冷ましてから飲む人もいるでしょう。それならば、最初から設定温度を低めにしておいても問題ないはずです。飲み物以外にも料理などにお湯を使う場合もあるため、用途に合わせて設定温度を変えるといいでしょう。
 

ガスコンロでお湯を沸かす

お湯を使用するたびにガスコンロで沸かした方がコストがおさえられる可能性もあります。
 
東京ガス株式会社によると、「20度の水をやかんに入れてガスコンロにかけて1リットルずつ3回沸かした場合にかかるガス代」は、「電気ポットで20度の水を3リットル沸かし、1リットル使用して残りを4時間保温することを2回繰り返した場合の電気代」よりも使うエネルギーが少なく済み、年間1688円の節約が可能ということです。
 
お湯を使用する頻度があまりに多いと毎回やかんで沸かすのは手間に感じる可能性もありますが、提案してみてもいいかもしれません。
 

都度お湯を沸かした方が年間3000円以上節約できる可能性がある

電気ポットには保温機能が備わっているため、お湯を沸かした後いつでも使えるように保温状態にしておく人もいるでしょう。その場合、電気代が気になることもあるかもしれません。
 
保温機能は使用せず、必要なときに再沸騰させるようにすると年間で3000円以上の節約になる可能性もあるということなので、長時間保温しているようであれば見直すことをおすすめします。
 
お湯を沸かす際のコストをおさえるには、省エネタイプのポットに買い替えたり、ガスコンロでお湯を沸かすようにしたりすることも試してみるといいでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 電気ポット
東京ガス株式会社 ウルトラ省エネブック 省エネは節約や時短の味方! CO2を減らして料理上手に
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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