冬は「床暖房」を1日8時間使用! 光熱費が気になるけど「コタツ」のほうが安上がりなの? 電気代を比較

配信日: 2025.02.07
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冬は「床暖房」を1日8時間使用! 光熱費が気になるけど「コタツ」のほうが安上がりなの? 電気代を比較
冬になると、足元の冷えに悩まされる人は多いのではないでしょうか。暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下にたまりやすい性質があるため、エアコンをつけていても足元がひんやりと感じられることがあります。そのため、冬はエアコンより床暖房を使用している人もいるかもしれません。
 
しかし、床暖房を毎日8時間利用するとなると、光熱費がかさみます。また、広範囲をじんわりと温める床暖房では、冷え切った足元をピンポイントで温めるにはやや物足りないと感じる場合もあるでしょう。
 
コタツは、床暖房に比べ消費電力が少ないため、コスパの高さが魅力の1つです。では、コタツと床暖房では光熱費にどれくらいの差があるのでしょうか。本記事では、コタツと床暖房の光熱費を比較し、新しくコタツを購入した場合の初期費用や、コタツのメリット・デメリットについて解説します。
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コタツのランニングコストは? 床暖房と比較

それではまず、コタツを1日8時間使用した場合の電気代について検証しましょう。
 
コタツは出力設定によって電気代が変わります。一般的な商品として、ニトリのコタツテーブル「NV02 105 MBR」を例にすると、1時間あたりのランニングコストは「強」で約9円、「弱」で約3.4円です。1日8時間、1ヶ月(30日)使用した場合は、「強」で約2160円、「弱」で約816円となります。
 
次に、床暖房の1時間あたりのランニングコストを約35円として計算すると、1日8時間、1ヶ月(30日)使用した場合、約8400円です。比較すると、コタツのほうが約74~90%安くなる結果となりました。
 
新しくコタツを購入する場合、本体価格とコタツ布団を合わせて約3万円かかったとしても、光熱費の差額から約4~6ヶ月で回収できる計算になります。コタツをワンシーズンで買い替えるなどしない限り、2年目以降、初期費用を回収した後は、節約効果を実感できるでしょう。
 

コタツのメリット・デメリット

続いて、コタツのメリットとデメリットについて解説します。
 

メリット

・すぐに温まる
 
・空気が汚れない
 
・ランニングコストが安い

ほかにも、コタツを囲むことでコミュニケーションの場となるメリットがあります。
 

デメリット

・低温やけどなどのリスクがある
 
・シーズンオフには収納スペースが必要
 
・設置には比較的広いスペースが必要
 
・コタツから出ると寒さを感じる

といった点がデメリットです。
 

コタツの光熱費をさらに下げるアイデア

ランニングコストの低いコタツですが、少しの工夫でさらに光熱費を節約できます。
 
・使わないときは電源を切る
 
使用していないときは必ず電源を切るようにしましょう。無駄な消費電力を防ぐだけでなく、万一の火事のリスクも軽減できます。
 
・コタツの下に保温シートを敷く
 
1枚敷いておくだけで、熱が床に逃げるのを防ぎ、保温効果が高まります。保温シートは100円ショップでも購入できるので、気軽に試すことができます。
 
・テーブルのサイズに合った布団を使う
 
コタツ布団がテーブルのサイズに合っていないと、隙間ができて熱が逃げてしまいます。熱の漏れを防ぐためにも、サイズを間違えないことが大切です。また、保温効果の高いコタツ布団を使用すると、さらに効果的です。
 
上記のように簡単な工夫を取り入れるだけで、コタツのランニングコストが削減できます。
 

冬を快適に過ごしましょう

新しくコタツを購入したとしても、2年目以降は床暖房よりもコストを抑えられることが分かりました。コタツは短時間で体を温められるうえに消費電力が少ないので、節約を意識している人にぴったりの選択肢です。
 
生活スタイルに合っているのであれば、コタツを取り入れることで冬場の光熱費を節約しつつ、暖かく快適に過ごせるのではないでしょうか。また、自然と集まる場にもなるので、コスパだけではないメリットもありそうです。
 
小さな工夫でさらに光熱費を抑えることができるので、ぜひ取り入れてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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