「床暖房」VS「エアコン+ホットカーペット」毎日8時間使用でコスパがよいのはどっち?

配信日: 2025.02.12

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「床暖房」VS「エアコン+ホットカーペット」毎日8時間使用でコスパがよいのはどっち?
床暖房を使用した場合とエアコン+ホットカーペットを使用した場合、どちらが節約できるのか疑問に思う方もいるでしょう。冬の暖房設備は快適さだけでなく、電気代も気になるところです。
 
本記事では、床暖房とエアコン+ホットカーペットの光熱費を比較し、どちらのコスパがよいのか詳しく解説します。また、暖房の電気代をおさえる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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床暖房にかかる電気代

初めに、床暖房にかかる電気代を見ていきましょう。使用する際の条件は、以下の通りです。
 

・電気代:31円/キロワットアワー
・使用時間:8時間
・床暖房のタイプ:電気式
・温度設定:25度

 
上記の条件で床暖房を使用した場合、1ヶ月当たりの電気代は約3800円となります。
 

エアコンにかかる電気代

エアコンにかかる電気代は、以下の条件で計算します。
 

・電気代:31円/キロワットアワー
・使用時間:8時間
・6~8畳用
・消費電力:515ワット

 
上記の条件でエアコンを使用した場合、1日当たり約128円で1ヶ月に換算すると約3840円です。
 

ホットカーペットにかかる電気代

ホットカーペットにかかる電気代は、以下の条件の基で計算しましょう。
 

・電気代:31円/キロワットアワー
・使用時間:8時間
・3畳用
・消費電力:700ワット

 
ホットカーペットは高温にした場合1時間当たり、約14円、中に設定した場合は約9.9円の電気代がかかります。そのため、使用時間を8時間とすると1日当たり約80円〜112円となり、1ヶ月当たり約2400円〜3360円の電気代がかかることになります。
 

「床暖房」と「エアコン+ホットカーペット」の電気代比較

ここからは、床暖房とエアコン+ホットカーペットにかかる電気代を比較してみましょう。床暖房だけだと1ヶ月当たり約3800円、エアコン+ホットカーペットは約6240円〜7200円となることが分かりました。
 
床暖房のみの方が、約2440円〜3400円安いことが分かります。エアコンのみの使用であれば床暖房と同じ程度の電気代ですが、ホットカーペットをプラスすると、倍程度高くなるようです。
 
ホットカーペットのみの場合も、単体で使用した場合にかかる電気代は、床暖房とエアコンと比べてほとんど変わらないことも分かりました。
 

暖房器具にかかる電気代を節約する方法

ここからは暖房器具を使用する際の、電気代を節約する方法をご紹介します。
 

床暖房とホットカーペットの電気代節約方法

床暖房とホットカーペットにかかる電気代を節約する方法は以下の通りです。
 

・こまめに切ったり付けたりしない
・低温で使用する
・毛布を使用する
・断熱マットを敷く
・省エネタイプを選ぶ
・必要な範囲のみで使用する

 
床暖房やホットカーペットを使用する際は、オンオフを頻繁に繰り返さないようにして、低温で使用するとよいでしょう。また、使用する際に毛布やひざかけなどを併用したり、断熱マットを用いたりすると低温でも暖かく過ごせるようです。
 
ほかにも、購入する際は電気代のランニングコストを考慮したり、必要最低限の範囲で使用したりして工夫する必要があります。
 

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンにかかる電気代を節約する方法は、以下の通りです。
 

・温度設定に気をつける(20度程度にする)
・オンオフを繰り返さない
・フィルターや室外機をきれいに保つ
・部屋の広さに合ったエアコンを選ぶ
・省エネタイプを選ぶ
・上着を着て暖かくする

 
冬場のエアコンの温度は高く設定すればするほど電気代がかかるため、節約を意識するなら20度程度の設定が推奨されています。また、短時間の外出であればつけっ放しにして、余計なエネルギーがかからないようにするのも効果的です。
 
フィルターにほこりが詰まっていたり、室外機の周辺に物が置かれていたりすると、暖かくする効率が悪くなるため注意が必要です。エアコンを購入する際は使用する部屋の広さに適しているか、省エネタイプかなどを意識するとよいでしょう。
 

「床暖房」VS「エアコン+ホットカーペット」だと床暖房のコスパがよい

床暖房のみ使用する場合は、エアコンとホットカーペットを併用して使用するより、約2440円~3400円電気代が安いことが分かりました。エアコン単体やホットカーペットのみ使用する場合は、電気代の差は大きく変わらないようです。
 
そのため、使用する際は自分が好きなタイプを選ぶとよいでしょう。ただし、使用するメーカーや床暖房のタイプによっては、電気代が異なる場合もあります。詳しい金額はそれぞれのメーカーに問い合わせてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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