毎日の夕食に「鍋」を食べ、翌日は残りで「雑炊」。コスパはよさそうだけど、栄養面に問題はない?

配信日: 2025.02.22

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毎日の夕食に「鍋」を食べ、翌日は残りで「雑炊」。コスパはよさそうだけど、栄養面に問題はない?
前日の鍋の残りにご飯を入れて、翌日雑炊にして食べた経験のある人もいるかもしれません。しかし、毎日同じように繰り返していては、栄養面で問題はないのか心配です。
 
そこで今回は、前日の鍋を翌日雑炊にして食べるメリットや注意点、1食当たりの雑炊の単価について考察します。
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前日の鍋を雑炊にした場合の1食当たりの単価

鍋は、高級食材を購入したり珍しい食べ物を入れたりしなければ、比較的コスパよく食べられる料理だとされています。一人暮らしの祖母であれば、量も少なく済むため、比較的費用をおさえられる可能性もあります。
 
さらに次の日、雑炊として食べようとする場合は、ご飯を追加するだけでよいため、雑炊としての費用はご飯代のみだと考えられます。雑炊にして0.5合を食べると仮定して、1食いくらになるか計算してみます。
 
1合はおよそ150グラムとされているため、1キログラムはおよそ6.7合です。1キログラム1000円の米を使っているとすると、1000円÷6.7合で1合あたりおよそ149円となります。0.5合食べるため、1食は74.5円で済む計算です。
 

前日の鍋を雑炊にして食べるメリット

前日の鍋を雑炊にして食べる場合、コスパがよい以外にも、栄養を摂取しやすいというメリットを得られる可能性があります。残った鍋に、野菜や肉、魚などが残っていれば、炭水化物に加えタンパク質や食物繊維など、バランスよく食べられることもあるでしょう。
 
また、温かい鍋を食べることで、身体全体を温めることができると考えられます。とくに冬場は、体が冷え、体力が奪われやすくなる可能性もあるでしょう。芯から温めることで、身体にもよい影響を与えられるかもしれません。
 

前日の鍋を雑炊にして食べる際の注意点

前日の鍋を雑炊にして食べるのは、確かにコスパがよいかもしれません。しかし、食べる際には注意した方がよいこともあります。次の3つのポイントに注意しましょう。
 

塩分の取りすぎに注意

鍋は塩分を多く含みやすい料理だとされています。とくに、市販の鍋つゆには塩分が多く入っている傾向があります。しっかり煮込んで1日置いた鍋は、具材も塩分を吸って、想像以上に塩分を摂りすぎているかもしれません。
 
塩分の取りすぎは、高血圧など生活習慣病の引き金になることもあります。水炊きや鍋つゆの量を減らす、水を足すなどして、取りすぎに注意しましょう。
 

栄養価に注意

鍋の種類や残った具材によっては、栄養の偏りがある可能性もあります。そのようなときは、根菜類やキノコ、葉物野菜、肉などを追加して、足りないものを補うようにするとよいでしょう。
 
また、毎日同じような具材を入れた鍋は、栄養が偏りがちになる可能性があります。具材や味付けを変え、栄養バランスを整えるよう意識してみてください。
 

温度管理に注意

前日の鍋を、コンロの上にそのまま放置してしまうと、夏場や湿度の高い梅雨どきなどはとくに菌が繁殖するおそれがあります。翌日まで取っておく場合は、冷蔵庫に保存するようにしましょう。翌日雑炊にして食べる際は、よく加熱して食べることもポイントです。
 
また、箸を直接鍋に入れて食べた場合、鍋に唾液が入り雑菌が増える原因となる可能性もあります。鍋から取り分ける際は、菜箸やおたまなどを使い、唾液が入らないようにしましょう。
 

前日の鍋を雑炊にして食べる際は、栄養価や塩分などに注意

前日の鍋を次の日に雑炊にして食べると、残った具材に味が染みておいしいうえに、次の日は基本的に米代しかかからないため、高コスパなメニューだと考えられます。
 
また、鍋はさまざまな食材を入れるため、栄養価もよいと考えられます。次の日に具材がほとんど残っていない場合は、足りない分を追加して栄養バランスがとれるよう工夫するとよいでしょう。
 
ただし、鍋は塩分を多く含みやすいメニューでもあります。塩分の取りすぎは生活習慣病を招くおそれもあるため、水で薄めるなどして摂りすぎないよう注意しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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