4人家族で「食費6万円」はお金をかけすぎ? 「4人世帯」における「食費の平均額」を解説

配信日: 2025.02.22

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4人家族で「食費6万円」はお金をかけすぎ? 「4人世帯」における「食費の平均額」を解説
物価高騰が続く昨今、多くの人にとって「節約」は大きなテーマのひとつだといえるでしょう。そのなかでも節約に困る傾向がある費目が「食費」かもしれません。
 
そこでこの記事では、4人家族と家庭した場合の食費の平均額や、節約できるポイントについて詳しく解説します。食費について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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4人世帯における食費の平均額

総務省統計局の2024年家計調査によると、4人世帯における食費の平均額は1ヶ月当たり9万6328円となっています。食費のおもな内訳は以下の通りです。
 
表1

品目 平均額
穀類 8305円
2408円
魚介類 5418円
肉類 1万295円
乳製品 2289円
1094円
野菜・海藻 9126円
果物 2606円
調味料 4005円
菓子類 9283円
飲料 5976円
酒類 3225円
調理食品 1万3648円
外食 1万9116円

※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
内訳の中で特に高いのは、調理食品と外食だと分かりました。調理食品は出来合いのものを指すため、自炊しなかった場合に発生している可能性があります。
 
また、平均額をみると外食は1万9116円使っているため、4人で外食した場合の費用が一人あたり2000円程度だと月に2回程度外食していることになります。4人世帯における1ヶ月当たりの食費は、平均で9万6328円のため、月6万円程度なら節約できているといえるでしょう。
 

年収別で見た食費の平均額

ここからは食費を年収別に見ていきましょう。総務省統計局によると、2024年の収入別にかかる食費は以下の通りです。


・209万円以下:4万1577円
・209~372万円:5万9584円
・372~574万円:6万8349円
・574~893万円:7万7890円
・893万円以上:10万251円

収入が高くなるほど、かかる食費も高くなっていることが分かります。
 

食費の節約方法

ここからは4人家族の食費を節約する方法をご紹介します。少しでも食費を節約したい方は、参考にしてください。
 

家計簿をつける

食費の節約を成功させるには、まず家計簿をつけて支出を把握することが重要です。毎月の食費がどれくらいかかっているのか、何にお金を使っているのかなどを把握することで、無駄な出費が見つかりやすくなる可能性があります。
 
まずは1ヶ月分の食費を記録し、どこに無駄があるかチェックしてみるとよいでしょう。
 

調理済みの食品を購入しない

スーパーやコンビニにて総菜やお弁当を購入すると調理しなくて済みますが、割高なものも多いため、節約を意識するなら避けた方がよい可能性があります。例えば、カット野菜や味付けされた肉類は、通常の食材と比べて高めの価格に設定されている傾向があります。
 
調理済みの食品を頻繁に購入するよりも、食材をまとめ買いして調理する方がコストをおさえられるといえるでしょう。簡単な料理でもよいので、なるべく手作りする習慣をつけると節約につながる場合があります。もちろん、外食を控えるのも、節約につながる可能性があります。
 

自炊で作り置きをする

作り置きをしておくと、食費をおさえつつ、毎日の調理の手間も減らすことができると考えられます。週末や時間のある日にまとめて作っておけば、忙しい日でも外食や総菜に頼ることなく食事を済ませられる可能性があるでしょう。
 
作り置きのポイントは、冷凍保存できるおかずを増やすことです。カレーやシチュー、ハンバーグなどを多めに作り、小分けにして冷凍しておくと1食あたりのコストを大幅に削減できる可能性があります。
 

スーパーのポイントを上手く活用する

スーパーのポイント制度を上手に活用するのも、食費の節約につながる可能性があります。スーパーによっては、特定の日にポイント還元率をアップするキャンペーンを実施している場合があるため、賢く活用すれば節約につながる可能性があるといえるでしょう。
 
多くの場合、ためたポイントは次回の買い物で利用できるため、実質的な値引きと同じ効果を得られると考えられます。
 
また、キャッシュレス決済やスーパー独自の電子マネーを使うと、ポイント還元率が上がる場合もあるため、支払い方法も工夫すると効果的かもしれません。
 

4人家族で食費6万円はかけすぎではない

総務省統計局の調べによると、4人家族における食費は平均で9万6328円程度だと分かりました。このことから、4人で食費6万円は十分節約できている可能性があるといえます。
 
食費の内訳で高い傾向があるのは、調理食品と外食ということも分かりました。これらの内訳を見直すと、食費をおさえられるかもしれません。
 
ただし、収入によってもかけられる食費が異なるため、適切かどうか見直してみるのもよいでしょう。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 総世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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