二郎系ラーメン好きのアラサー女性です。野菜マシマシで注文すれば1日1食で足りるので、食費の節約になりますよね?
配信日: 2025.02.25

今回は、ボリュームたっぷりの二郎系ラーメン1杯を1日の食事にすれば、食費の節約となるのか、その場合の注意点についてまとめました。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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二郎系ラーメンとは
二郎系ラーメンとは、豚骨をベースにした濃厚なスープが特徴のラーメンです。極太の麺の上に山盛りの野菜と厚切りのチャーシュー、背脂などがトッピングされ、ボリューム感が際立っています。
店舗によって異なる、さまざまなトッピングを組み合わせられるのも、二郎系ラーメンの魅力といえるでしょう。
また「マシ」とは、二郎系ラーメン特有の呼び方で「増やす」という意味です。「野菜マシマシ」を注文することで、野菜の量を多くできます。
1日1食、二郎系ラーメンで済ませると節約になる?
二郎系ラーメンはボリュームが多いため、1日1食でも空腹を感じにくいかもしれません。1日の食事を二郎系ラーメン1杯のみにすれば、ほかの食事にかかる分の費用を削減できる可能性があります。
二郎系ラーメンの値段は店舗や地域によって異なりますが、一般的な価格帯は、1杯当たり普通のサイズで900円~1200円前後が中心です。今回は1杯1000円と仮定し、どの程度節約になるのかを計算してみました。
総務省統計局の「家計調査 家計収支編」(2024年)のデータによると、34歳以下の単身女性の食費の平均金額は、1ヶ月当たりおよそ4万288円です。1ヶ月を30日とした場合、1日当たりの食費は約1300円になります。
仮に週に3回、1日の食事を1000円の二郎系ラーメン1杯にすると、平均に比べて1週間で900円、1ヶ月で3600円、週に2回にすると1週間で600円、1ヶ月では2400円節約できる計算となります。ただし、トッピングなどによりラーメンの価格が高くなれば、平均の食費を超える可能性があるでしょう。
二郎系ラーメンだけにした場合の注意点
二郎系ラーメンの1杯当たりのカロリーは非常に高く、1杯で、成人女性の1日の推奨カロリー摂取量である1700キロカロリー~2350キロカロリーを超える可能性があるでしょう。過剰なカロリー摂取は肥満の原因となるほか、長期的には心血管疾患や糖尿病のリスクを高める可能性があります。
加えて、スープには塩分および脂質が多く含まれています。塩分や脂質の過剰摂取は、高血圧や腎臓疾患、肥満や脂質異常症などのリスクを高める可能性があるため、考慮して食べる必要があるでしょう。
週3回、1日の食事を二郎系ラーメン1杯のみにした場合の節約効果は月に3600円程度
週に何日か1日の食事を二郎系ラーメン1杯だけにして、そのほかの食費を減らせることができれば、節約効果はあるといえます。ただし、栄養バランスや塩分量には十分注意しなければなりません。麺を少なめにしたり野菜を増やしたりすることで、摂取カロリーや塩分、脂質をおさえられるでしょう。
節約しながら健康的に二郎系ラーメンを楽しむには、食べ方を工夫する以外にも、ラーメンを食べない日の食事は不足しがちな栄養素が摂取できる内容にすることや、適度な運動を心がけ、定期的な健康チェックを行う必要があるといえます。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-stat) 家計調査 家計収支編 2024年 表番号2
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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