子どもが3人いる家庭の食費はどれくらい?食費をおさえるポイントは?
配信日: 2025.02.26


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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子どもが3人いる家庭の食費はどれくらい?
5人世帯の食費とその内訳は、表1の通りです。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
食費合計 | 10万1806円 |
穀類 | 8754円 |
魚介類 | 5739円 |
肉類 | 1万2060円 |
乳卵類 | 5189円 |
野菜・海藻 | 9142円 |
果物 | 2501円 |
油脂・調味料 | 4724円 |
菓子類 | 1万570円 |
調理食品 | 1万4341円 |
飲料 | 6727円 |
酒類 | 3689円 |
外食 | 1万8956円 |
総務省統計局 家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2023年)表番号3-1を基に筆者作成
総務省統計局の家計調査によると、5人世帯の月間食費の平均は10万1806円です。そのため、5人家族で毎月「10万円」という食費は平均並みであることから、特別高いわけではありません。
内訳を見ると、外食が1万8956円と最も高額となっています。次いで、調理食品が1万4341円、肉類が1万2060円と続きます。子どもがいる世帯では、量の確保だけでなく成長に必要な栄養バランスも重要となるため、幅広い食材への支出が必要となり、食費が高くなってしまう可能性が考えられるでしょう。
食費をおさえるポイント
ここからは、食費をおさえるポイントについて解説します。
食品ロスを減らす
食品ロスを減らすことで、食費の節約につなげられます。対策として、以下の方法が効果的です。
●冷蔵庫の中身を確認し、必要な分だけ購入する
●期限表示をしっかり確認し、使用予定に合わせて商品を選ぶ
●必要な量だけ購入する
また、食材を長持ちさせるために、それぞれの特性に合わせた保存方法を実践することも重要なポイントです。野菜や果物は、適切な温度管理と水分調整を行い、肉や魚は小分けにして冷凍保存することで長期保存が可能になります。適切な保存管理を心がけることで、食材の無駄を減らし、節約につなげられます。
自炊をして外食を減らす
総務省統計局の家計調査によると、5人世帯での月の外食費の平均は1万8956円です。外食を減らすことで、食費全体をおさえられる可能性があります。
自炊をする際は、節約効果の高い食材を選びましょう。もやし、玉ねぎ、じゃがいもなどの野菜や、トマト缶やツナ缶などの缶詰類は年間を通して比較的安定した価格で購入できる傾向にあります。また、キャベツや鶏胸肉のようなボリュームのある食材を活用すると、少ない品数でも満足感が得られるでしょう。
食材を買う店を使い分ける
買い物をする際は、複数の店を使い分けることで食費をおさえられる場合があります。肉と魚が比較的お手頃な店舗、野菜が充実している店舗、冷凍食品が安く買える店舗など、店によって安い食材が異なるようです。
ただし、特定の店舗でポイントをためているケースでは、複数の店を使い分けることでポイントが分散してしまう可能性も考えられます。この場合、食材の価格とポイント還元率を比較検討するとよいでしょう。
5人家族の1ヶ月の食費平均は10万1806円
今回は、子ども3人がいる5人世帯の食費と節約方法について解説しました。総務省統計局の家計調査によると、5人世帯の月間食費は平均10万1806円で、内訳では外食費が1万8956円と最も高額となっています。
食費をおさえるためにも、食品ロスを減らすことや自炊を増やすこと、食材を買う店を使い分けることなど、適切な対策をとることが大切です。本記事の内容を、ご家庭での食費管理にお役立てください。
出典
総務省統計局 家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2023年)表番号3-1
消費者庁 食品ロス削減ガイドブック 31,34,36ページ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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