「固形せっけん」と「液体せっけん」のコスパを比較!固形せっけんを最後まで使い切るコツも紹介

配信日: 2025.02.26

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「固形せっけん」と「液体せっけん」のコスパを比較!固形せっけんを最後まで使い切るコツも紹介
手や体を洗うときに使用するせっけんには、固形の物と液体の物があります。洗面台では固形せっけん、お風呂では液体せっけんと使い分けていたり、家族の好みで、それぞれが好きなものを使っていたりする家庭もあるかもしれません。
 
せっけんは毎日使う生活必需品ですので、出費をおさえて節約したいと考える人もいるかもしれません。この記事では、固形せっけんと液体せっけんのコストを比較します。また、固形せっけんを最後まで無駄なく使いきるコツについてもまとめました。
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固形せっけんと液体せっけんのコストを比較

同じメーカーの商品でも価格が異なるため、せっけんの単価に違いがあれば、同じ商品を使い続けた場合のコスト差は大きくなるものです。ここでは単身世帯の方が手洗いにせっけんを使用する場合に、固形せっけんと液体せっけんでどの程度の差が生じるか比較します。
 

固形せっけんの場合

洗顔2回、体洗い1回、手洗い2回を行った際に使用するせっけんの量は約1グラムとされています。固形せっけんの場合は使用量によって泡立ちが異なるため、人によって消費量が異なることがあるかもしれません。
 
体洗いは洗顔や手洗い2回分の使用量と仮定し、1日6回分の手洗いとした場合の1回当たりの使用量は約0.17グラムです。このことから、1日2回体洗いをした場合、1日の固形せっけんの使用量は0.34グラムになります。
 
あるメーカーの固形せっけんは、1個あたり110円で重さは90グラムあるようです。このせっけんを使う場合1個で約265日使用可能なため、1.4個あれば1年間利用可能です。この場合であれば、年間コストは154円となります。
 

液体せっけんの場合

液体せっけんのハンドソープの場合、1プッシュあたり1〜3ミリリットル分の洗剤が出るようです。あるメーカーの液体せっけんの場合、詰め替え用は286円(税込み)で内容量は200ミリリットルとなっています。仮に1プッシュ1ミリリットルと仮定した場合、1回の手洗いで2プッシュすると、1日2回の使用量は4ミリリットルです。
 
上記の計算だと、詰め替え1袋で50日使用でき、年間7.3袋必要となります。また、1回の手洗いに1プッシュで洗った場合、1日の使用量は半分になるため、年間だと約2.3袋が必要です。液体せっけんの場合、1回2プッシュだと年間コストは約2088円、1回1プッシュだと約1044円となります。
 
1回2プッシュで手を洗う場合だと、固形せっけんと比較して年間で13倍以上の差が生じると分かります。
 

固形せっけんを最後まで無駄なく使いきるコツ

手洗いで固形せっけんを使用する場合、液体せっけんよりもコスト面ではかなり優位だと分かりました。しかし、固形せっけんは使っている途中で水に溶けて柔らかくなってしまったり、崩れてしまったりして、最後まで使い切れない経験をされた人もいるでしょう。
 
コストパフォーマンスがよかったとしても、無駄にしてしまうともったいないので、できれば最後まで使い切りたいと考えるかもしれません。
 
ここでは、固形せっけんを最後まで無駄なく使いきるためのコツをご紹介します。
 

せっけん袋や泡立ちネットの利用

小さくなったせっけんは、せっけん袋や泡立ちネットを利用することで、最後まで使いやすくなります。持てる表面積が小さくなると滑りやすく、使い勝手が悪いと感じる人もいるかもしれません。しかし、袋やネットに入れることでせっけんを直接持たないため、滑らずに使い切れます。
 
また、スポンジの一部をくり抜き、その中にせっけんを入れて利用すれば、泡立てやすく最後まで利用するのに効果的なようです。
 

新しいせっけんにくっつける

小さくなったせっけんは、そのまま最後まで使い切ろうとしても、柔らかくなりすぎて崩れてしまい、水と一緒に流れてしまう場合があります。そのようになる前に、新しいせっけんを用意し、水に濡らして押し付けて乾燥させれば、くっつけて使用ができるようになるようです。
 
一体化させることで、小さくなっていたせっけんも自然に最後まで使い切れるでしょう。
 

溶かして再利用する

せっけんを溶かしてせっけん水を作ることで、食器洗い洗剤として再利用できます。固形せっけんは洗浄力が液体せっけんより高いため、油汚れを落とす場合にも効果的です。
 
小さくなって使い勝手の悪くなったせっけんを小さくカットし、洗剤として保管できる耐熱性の容器に入れます。そこにお湯を注ぎ、溶け具合をみながら、電子レンジで温めるなどして溶かします。完全に溶ければ完成です。
 

固形せっけんは液体せっけんよりコスパはよい!工夫すれば最後まで使い切りも可能

固形せっけんと液体せっけんで1日2回手を洗う仮定で比較すると、液体せっけんを1回2プッシュで手を洗った場合、固形せっけんの10倍以上のコストがかかることが分かりました。
 
しかし、固形せっけんでも多く泡立てれば、使った分だけせっけんを消費しますので、その差は小さくなるでしょう。また、途中で崩れてしまったり水で溶けて流れてしまったりすると、ロスが生じて無駄にしてしまいます。
 
固形せっけんは、工夫すれば最後まで使い切れるため、節約にもつながります。生活必需品のため、アイデアを駆使して最後まで使いきれるようにしてみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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