一人暮らしでガス代が「8000円」を超えました。一人暮らしにしては高いですよね?

配信日: 2025.02.27

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一人暮らしでガス代が「8000円」を超えました。一人暮らしにしては高いですよね?
物価の高騰に加えて水道光熱費まで高いと、家計への負担はさらに大きくなります。
 
一般的な一人暮らしのガス代を知ることで、自宅のガス代が高いのか安いのかを判断可能です。ガス代は固定費のため、削減できれば大きな節約効果が期待できます。節約のコツを押さえておけば、引っ越し後も無駄なくガス代を抑えられるでしょう。
 
本記事では、一人暮らしのガス代平均額や節約方法について解説します。ガス代が高くて困っている方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしのガス代平均額

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2024年」によると、一人暮らしのガス代の平均額は図表1・2のとおりです。
 
【図表1】
■年齢別のガス代

全体平均 2873円
34歳以下 2375円
35~59歳 3177円

※総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2024年」をもとに筆者が作成
※勤労者の場合
 
【図表2】
■地域別のガス代

全国平均 2873円
北海道・東北地方 3758円
関東地方 2777円
北陸・東海地方 2656円
近畿地方 2401円
中国・四国地方 2990円
九州・沖縄地方 3173円

※総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2024年」をもとに筆者が作成
※勤労者の場合
 
全体の平均額は2873円で、月3000円を下回っています。電気代は年齢が高い(35~59歳)ほど高くなる傾向があり、地域別では北海道・東北地方や九州・沖縄地方で特に高い傾向が見られます。

 

プロパンガスは都市ガスより高い傾向がある

ガスにはプロパンガスと都市ガスがあり、一般的にプロパンガスのほうが料金が高い傾向にあります。プロパンガスは自由料金制のため販売店が価格を設定できることに加え、配送や供給にかかるコストが影響するためです。
 
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会によると、東京都における都市ガスとプロパンガスの平均ガス代は、図表3のとおりです。
 
【図表3】

都市ガス プロパンガス
基本料金 960円 1723円
従量料金(10㎥使用時) 3105円 5738円
合計料金 4065円 7461円

※一般社団法人プロパンガス料金消費者協会「東京都のプロパンガスと都市ガスの料金比較」を参考に筆者が作成
※金額は税別
 
地域や使用状況によって異なりますが、図表3のケースでは3000円以上の差が見られます。

 

一人暮らしのガス代を節約する方法

一人暮らしのガス代を節約する方法は、以下のとおりです。
 

・ガス会社や料金プランを見直す
・お湯の使用を減らす
・設定温度を低めにする
・必要なときだけ使う
・コンロの火力や使用頻度を抑える
・シャワーの時間を短くする

 
ガス会社や料金プランによって費用が異なるため、自宅に合ったものを選ぶことが大切です。見直すことで毎月のガス代を節約できる可能性があるため、複数のガス会社やプランを比較してみましょう。
 
また、経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、シャワーの温度を45℃に設定した場合、使用時間を1分短縮するだけで年間12.78立法メートルのガス使用量を削減して、ガス代を約2070円節約できます。
 
さらに、ガスファンヒーターの設定温度を21℃から20℃に1℃下げると、年間8.15立法メートルのガスを削減でき、ガス代を約1320円節約可能です(外気温6℃、9時間使用の場合)。日々のちょっとした工夫や心がけで、ガス代を節約できます。

 

一人暮らしでガス代8000円は平均より高め! 使用方法を見直してみよう!

一人暮らしのガス代は平均2000〜3000円程度のため、月8000円はかなり高めです。使用環境によりますが、ガス代を節約できる可能性があります。
 
ガス代は、ガス会社や契約プランの見直し、使用量の削減などで節約が可能です。月1000円でも節約できれば、年間で1万円以上の家計負担の軽減につながります。一人暮らしでガス代が高くて困っている場合は、早めに節約対策を始めましょう。

 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編)2024年
経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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