花粉症の季節、洗濯物は毎日部屋干し。「浴室乾燥機」と「洗濯乾燥機」ではどちらの「電気代」が安い?
配信日: 2025.03.14

そこでこの記事では、浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代を比較して、浴室乾燥機の特徴や節約方法を解説します。花粉症の時期に室内で洗濯物を乾かしたい方は、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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浴室乾燥機にかかる電気代
始めに、浴室乾燥機にかかる電気代を見ていきましょう。
消費電力は1180ワット、電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー、かかる時間は3時間として計算します。計算式は「消費電力×時間÷1000×31円/キロワットアワー」を利用します。
計算式に条件を当てはめると、1日にかかる電気代は約110円、1ヶ月にかかる電気代は約3300円です。
洗濯乾燥機にかかる電気代
次に、洗濯乾燥機にかかる電気代を見ていきましょう。計算式は、浴室乾燥機と同じ式を用います。
消費電力は洗濯から乾燥までの890ワットアワー、かかる時間は98分として計算したところ、1日当たり44円かかることが分かりました。毎日使用したとして1ヶ月に換算すると、約1320円となります。
浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代の差
次に、浴室乾燥機と洗濯乾燥機の電気代を比較してみましょう。以下の表1にまとめました。
表1
乾くまでにかかる時間 | 1日当たりの電気代 |
---|---|
浴室乾燥機:3時間 | 約110円 |
洗濯乾燥機:98分(1時間38分) | 約44円 |
差 | 約66円 |
※筆者作成
浴室乾燥機と洗濯乾燥機にかかる電気代の差は、1日当たり約66円で、洗濯乾燥機の方が安い可能性があることが分かりました。1ヶ月当たりで計算すると、差は約1980円となります。
なお、今回紹介した洗濯乾燥機にかかる電気代は、洗濯機で洗う際に消費する電気代も含まれています。このことを考慮すると、洗濯乾燥機を使用して洗濯物を乾かした方が、節約効果が高い可能性があるといえるでしょう。
ただし、使用する環境やメーカーによって電気代は異なるため、この記事で紹介した料金はあくまで目安としてください。
浴室乾燥機の電気代を節約するポイント
浴室乾燥機の電気代は、以下を意識して利用すると節約できる可能性があります。
・フィルターの掃除をする
・浴室の湿気を拭き取って使用する
・間を空けて干す
・サーキュレーターも一緒に使う
フィルターが目詰まりしていると、洗濯物が乾くまでに時間がかかる場合もあるため、定期的に掃除するとよいでしょう。
洗濯物を浴室に干す際は、浴室の水気を拭き取ったり、間を空けて干したりと工夫することで早く乾く傾向があるようです。さらに、サーキュレーターを併用して風を送ると、効率よく乾かせる可能性があります。
浴室乾燥機より洗濯乾燥機の方が電気代は安い可能性がある
浴室乾燥機と洗濯乾燥機にかかる電気代を比較したところ、1日当たり約66円、1ヶ月当たり約1980円の差で洗濯乾燥機の方が安い可能性があることが分かりました。
乾燥にかかる時間は浴室乾燥機が約3時間、洗濯乾燥機は約98分のため、効率がよいのは洗濯乾燥機といえるでしょう。ただし、これらは使用する環境やメーカーなどによって異なる可能性があります。
浴室乾燥機にかかる電気代を少しでも節約したいなら、浴室の水分を拭き取って洗濯物を干したり、サーキュレーターを併用したりして、効率よく洗濯物を乾かす工夫をしてみるとよいでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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