2025年は「卵」が「高騰」する!? その「理由と安く購入する方法」とは

配信日: 2025.03.20

この記事は約 3 分で読めます。
2025年は「卵」が「高騰」する!? その「理由と安く購入する方法」とは
「2025年は卵がさらに値上がりするのではないだろうか」と不安に感じている方もいるでしょう。近年の卵の価格は上昇傾向にあり、その背景には鳥インフルエンザの拡大や飼料価格の高騰といった要因が関係しているようです。
 
そこでこの記事では、2025年における卵の価格動向や、高騰の理由をまとめました。卵を安く購入する方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

鳥インフルエンザの拡大で卵の高騰が懸念

農林水産省の発表によると、鳥インフルエンザの拡大は2025年の1月だけで23事例、418万羽の感染という異常な事態になっていることが分かりました。さらに、鶏のエサが高騰している点も、卵の高騰に影響しているようです。
 
株式会社リサーチ・アンド・イノベーションの調べによると、エサである飼料は2019年と比べて、1.5倍ほど価格が高騰していることが分かりました。飼料の高騰は、新型コロナや原油価格高騰、ウクライナ侵攻などが影響していると考えられています。
 
また、一般社団法人日本養鶏協会によると、2024年12月の卵の値段は290円でしたが、今年の2月には315円に値上がりしていることが分かりました。地域別に見る、2025年3月6日時点の卵相場は、以下の表1の通りです。
 
表1

地域 Mサイズの基準値
東京 320円
大阪 305円
名古屋 335円
福岡 305円

※JA全農たまご株式会社「相場情報」を基に筆者作成
 
JA全農たまご株式会社によると、2025年3月6日時点の卵の相場は、おもな都市で300円台を超えていることが分かります。
 

卵を安く買う方法

ここからは卵を安く購入できる可能性のある方法をご紹介します。
 

ドラッグストアで買う

ドラッグストアは、卵をスーパーより安く購入できる傾向にあります。チェーン店を多数展開しているドラッグストアは、購入頻度が高い商品を安くすることで、スーパーとの差別化を図っているようです。
 
株式会社リサーチ・アンド・イノベーションの調べによると、あるドラッグストアでは、ほかの販売店と比べて卵を80円程度安く購入できる時期があったことが分かりました。時期によって価格の変動はあるようですが、ドラッグストアでは比較的安く卵を購入できる可能性があります。
 

卵のサイズで選ぶ

小さいサイズの卵は「冬場に価格が高騰する」といわれていますが、1パック10個として見た場合、重量が軽いため通年安く購入できる傾向があるようです。ただし、小さい卵は中身の量も少ないため、卵焼きやオムレツを作る際は損をするといわれています。
 
安くて小さい卵は、ゆで卵や目玉焼きに向いているようです。卵がメインの料理をする際は、大きめの卵を選ぶと、食べ応えもあるでしょう。
 

2025年も卵が高騰する可能性が高く、対策方法として買い方やサイズ選びなどがあげられる

鳥インフルエンザの発生が異常事態ということもあり、2025年も卵の高騰が予測されます。また、世界情勢によるエサの高騰も、価格の高騰に影響しているようです。
 
実際に、昨年12月の卵の値段が290円だったのに対して、今年の2月には315円に値上がりしていることが分かりました。また、現在でも主要都市において、300円台を超える相場となっています。
 
卵を利用する家庭でできる対策は、ドラッグストアの活用などが挙げられます。さらに、作る料理に合わせて卵のサイズを変えると、お得に購入できて食べ応えにも満足できる可能性があるでしょう。
 

出典

農林水産省 江藤農林水産大臣 冒頭メッセージのポイント
株式会社リサーチ・アンド・イノベーション もう「たまご」は食べられない!? 値上げが続く「たまご」の上手な買い方を調べてみた!(PR TIMES)
一般社団法人日本養鶏協会 鶏卵価格の年次別月別推移(全農:東京M、円/㎏)
JA全農たまご株式会社 相場情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】
夫の家事への不安に関するアンケート FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集
FFジャックバナー_ヘッダー用 【PR】
FFジャックバナー_フッダー用 【PR】