「布団や枕カバー」はどのくらいの「頻度」で洗う? おすすめの「洗い方」はある?
配信日: 2025.03.26

そこでこの記事では、寝具の適切な洗濯頻度や、布団を長持ちさせるための洗い方を解説します。記事の後半では季節ごとの干し方のポイントを紹介しているので、参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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寝具の適切な洗濯頻度とは?
直接肌に触れるシーツや枕カバー、布団では、洗濯頻度が異なるようです。それぞれの適切な洗濯頻度を見ていきましょう。
布団は年に2回
布団の理想的な洗濯頻度は、年に2回とされているようです。厚生労働省「旅館業における衛生等管理要領」にも「布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(中略)を行うことが望ましい」と記載されています。
なお、布団の種類によっては、洗濯することで生地を傷めてしまう可能性があるため、耐久面を考慮して、衣替えで布団を入れ替える際に洗濯する程度でよいでしょう。
シーツは週に1回
直接肌に触れるシーツ類は、週に1回の洗濯が理想的です。人は、一晩寝るとコップ1杯分の汗をかくといわれています。その汗により、布団の中は湿気の多い環境になるため、雑菌が繁殖しやすく、嫌な匂いの原因になることがあります。
汗をかきにくい冬は2週間に1回、夏や汗をかきやすい方は週2回洗濯するなど、季節やライフスタイルに合わせて柔軟に対応してください。
枕カバーは週2回
頭や顔に直接触れる枕カバーは、シーツよりも多くの汚れが付着するといわれています。放っておくと肌荒れの原因にもなるため、週に2回の洗濯が理想的です。布団と違い、ほかの衣類と同じように洗濯できることが多いので、それほど手間はかからないと考えられます
忙しい方は、替えの枕カバーや枕パッドを使用したり、毎日清潔なフェイスタオルを枕に敷いたりして寝るのがおすすめです。
布団を長持ちさせるための洗い方
シーツや枕カバーは、比較的手軽に洗濯できますが、布団の適切な洗い方はあまり知られていません。ここからは、布団を長持ちさせる洗い方のポイントを紹介します。
取扱表示を確認する
布団を正しく洗うために、まずは取扱表示を確認してください。正しい洗濯方法で洗うことで、布団が長持ちする可能性があります。
クリーニング店を利用する
「家庭洗濯NG」の表示がある場合や、洗濯機に入らないような大きな布団の場合は、クリーニング店を利用するとよいでしょう。
なお、料金は1枚あたり4000〜8000円程度とされているようです。宅配クリーニングであれば布団の受け渡しと引き取りが自宅で完結するため、忙しい方は利用を検討するのもよいでしょう。相場は1枚でも1万円前後とされているようです。
コインランドリーを利用する
クリーニング店より費用が抑えられるのは、コインランドリーです。1回500〜700円程度で利用できるようなので、コストパフォーマンス重視の方におすすめします。
ただし「洗濯乾燥不可」の表示がある布団は、コインランドリーでも洗濯できません。
季節ごとの布団の干し方の注意点
布団は大きいため、干すときにもポイントがあります。季節によって異なるので、確認しておきましょう。
春は花粉に注意
花粉の季節に外に布団を干すと、約400万個の花粉が部屋の中に入るといわれているため、花粉症の方は部屋干しがおすすめです。直射日光が当たる場所に、椅子などを利用して干すとよいでしょう。
室内に干すスペースがない方は、花粉の飛散量が少ない朝に干し始め、正午には取り込むことを心がけてください。また掃除機や粘着カーペットクリーナーで、表面の花粉を取り除くのもよいでしょう。
梅雨の時期は乾燥機を利用する
雨の日が続き、湿度が高い梅雨の時期は、布団を外に干すのはおすすめできません。クリーニング店やコインランドリーを利用しましょう。
正しい洗濯頻度を知って、衛生的に使用しましょう
布団は年に2回、枕カバーは週に2回が理想的な洗濯頻度だと分かりました。洗濯頻度だけでなく、正しい洗い方や季節に応じた干し方を覚えておくことで、布団は長持ちする可能性があります。必要に応じて、クリーニング店やコインランドリーも利用してみてください。
出典
厚生労働省 旅館業における衛生等管理要領
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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