「外食費用」は「20代」と「30代」でどれくらい違う? 費用差について解説
配信日: 2025.03.27

この記事では、20代と30代の外食費用の差を解説します。後半では、ライフスタイルの変化による支出傾向の違いも紹介するので、今後の参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20代と30代の外食費用はどのくらい?
総務省の統計データを基に、20代と30代の外食費用を詳しく見ていきましょう。世帯主となれるのは15歳以上なので、「~29歳」とは15歳から29歳までの家庭ということですが、そのほとんどが18歳以上だと考えられるため、この記事では「20代」として扱います。
20代の方が外食費用は多い
世帯主の年齢が29歳までと30~39歳の外食費用、食費合計、外食比率を以下の表1にまとめました。
表1
世帯主の年齢階級 | 世帯人員 | 外食費用(1ヶ月) | 食費合計(1ヶ月) | 外食費率 |
---|---|---|---|---|
~29歳 | 1.24人 | 1万7711円 | 4万1509円 | 約42.7% |
30~39歳 | 2.76人 | 1万7278円 | 6万4792円 | 約26.7% |
全世帯 | 2.20人 | 1万1559円 | 6万7078円 | 約17.2% |
※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年」を基に筆者作成
1ヶ月の外食費用の平均は20代が1万7711円、30代が1万7278円です。外食費用だけで比べると、ほとんど差がないことが分かります。
ただし、このデータは1世帯あたりの支出です。世帯主が20代の家庭の平均世帯人員は1.24人、30代の家庭では2.76人です。20代は1人暮らしが多く、30代は2、3人で暮らしている傾向があるということになります。
20代は1人で1万7711円、30代は2、3人で1万7278円を使っていると考えれば、1人あたりで計算すると20代の方が外食費用を使っている可能性があるといえるでしょう。
1人暮らしだと自炊よりも外食の方が安い場合がある
20代の外食比率は約42.7%を占め、食費の約半分を外食で使っている結果となりました。一般的に、外食よりも自炊した方が節約できそうなイメージですが、1人分だけなら外食の方が安い場合もあるようです。
スーパーの野菜や肉は、1人暮らしの方が一度に使い切るには量が多いこともあります。1人暮らしで冷蔵庫が小さければ保存が難しい場合もあるので、使い切れずに無駄が出てしまうこともあるでしょう。調理には時間と光熱費もかかるため、コストパフォーマンスが悪いと感じる20代は少なくないのかもしれません。
外食費と賄い費が多いのが20代の特徴
「外食費」のほかに、1ヶ月の「肉類購入費」「果物類購入費」「菓子類購入費」「賄い費」の平均額を表2で比較してみました。
表2
世帯主の年齢階級 | 外食費 | 肉類購入費 | 果物類購入費 | 菓子類購入費 | 賄い費 |
---|---|---|---|---|---|
~29歳 | 1万7711円 | 2264円 | 558円 | 2974円 | 352円 |
30~39歳 | 1万7278円 | 5537円 | 1531円 | 6401円 | 2円 |
全世帯 | 1万1559円 | 5957円 | 2578円 | 5687円 | 23円 |
※総務省統計局「家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年」を基に筆者作成
「外食費」と「賄い費(飲食店で従業員に提供される食事代)」が多いのが、20代の特徴です。
ライフスタイルの変化による支出傾向の違いはある?
ライフスタイルの変化によって、支出傾向は変わるのでしょうか。ここからは、20代が30代より外食率が高い理由を見ていきます。
20代は交友関係が広がる時期
20代は多様な人と関わりを持とうとして、交友関係が広がる時期でもあります。人間関係を深めていくよりも、広げていくことを重視するため、新たな出会いの場に行くことが増えるようです。そのため外食回数や外食費用も多くなる可能性があります。
また20代は、学生時代の友人との付き合いを継続している方が少なくないでしょう。独身者が多く、予定を合わせやすい傾向があることも、外食回数が増えることにつながる可能性があります。
30代は家庭を持つことで金銭感覚が変化する
結婚や出産、育児を経験して、ライフスタイルが大きく変わる傾向にあるのが30代です。家事や仕事が忙しくなるため、限られた時間の中で現状の交友関係を深めていく傾向にあります。
また、30代は家庭を持つことで、金銭感覚が変化することもあるようです。家族や子育て中心の生活になるため、外食の機会は減るでしょう。毎週末飲みに出掛けていた仲間も家庭を持ち始め、気軽に誘えなくなることも、30代で外食が減る理由の一つだと考えられます。
気軽に誘えるうちに友人たちとの時間を楽しもう
20代は、30代よりも外食費用を多く使っていることが分かりました。
20代は1人暮らしが多く、場合によっては1人分を自炊するよりも外食で済ませる方が安いこともあるため、外食の頻度が多い傾向にあるようです。また独身者が多く、予定を合わせやすい傾向があることも、外食回数が増えることにつながる可能性があります。
30代になると、既婚者が増える傾向があります。また、独身であっても仕事が忙しくなることもあるでしょう。そのため、親しい間柄であっても、気軽に誘い合えなくなってしまうこともあるかもしれません。そのため、20代と比較すると外食にかける費用は30代の方が少ない可能性があるといえるでしょう。
いずれにせよ、気の合う友人たちを大切にして自分の時間を楽しむことをおすすめします。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー