春から新社会人で、手取りは「18万円程度」の予定です。老後に備えて「月1万円」でも「NISA」に積み立てるべきか、それとも今は「目先の貯金」に回すべきでしょうか?
配信日: 2025.03.27

そこで、本記事ではNISAのメリット・デメリットや証券投資の必要性、NISAで積み立てるべきか貯金に回すべきかを解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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NISAの認知度は大幅に上昇している
日本証券業協会が2024年に行った「証券投資に関する全国調査」によると、NISAの認知度は77.9%でした。これは2021年度の57.6%から大幅に増加しています。
2024年1月のNISA新制度開始前後で変化した行動として、60.3%の方が「資産形成について興味を持ち始めた」と回答しました。
また、「NISA口座での投資を始めた」と回答した方は22.2%、「資産形成について調べ始めた」と回答した方も20.3%でした。この結果から、NISAの認知度とともに、証券投資に対する意識も高まっていることが分かります。
NISAのメリット・デメリット
NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠の2種類がありますが、旧NISAとは異なり両方を併用できるようになっています。これにより、投資戦略の幅が広がりました。
また、投資上限額も旧NISAより増加しており、両枠合計で年間360万円まで、生涯で最大1800万円(うち成長投資枠は1200万円)まで投資することができます。さらに、非課税で保有できる期間も無制限になったため、自身のペースに合った投資ができるようになりました。
将来・老後の生活資金としての証券投資の必要性
将来に向けて資産形成をしたい方は、貯蓄の一部を投資に回すのもひとつの方法です。前述の日本証券業協会が2024年に行った調査によると、64.5%の方が「将来・老後の生活資金として準備できる」ことを理由に証券投資が必要だと答えています。
特に、現在の貯蓄だけでは将来に不安を感じる場合や、預貯金だけでは利息が期待できない場合は、NISAなどを活用して証券投資した方がよいでしょう。
ただし、投資する際は当面使う予定がない余裕資金から工面することが大切です。投資には元本割れの可能性があり、さらに投資により収支バランスが崩れてしまうと、かえって赤字になる恐れがあるためです。
20~30代の7割以上がNISA口座を開設している
NISAは長期投資に向いており、若いほど開設者の割合が多いといわれています。日本証券業協会が2024年に実施した「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によると、年齢別の新NISA口座開設状況は20~30代が76.9%でした。若い世代でも利用が進んでいることから、新社会人でもNISAは活用できると考えられます。
また、同調査によれば、新NISA口座開設者の年収は300万円未満が36.7%、500万円未満が26.5%でした。このことから、手取り18万円程度(年収270万円程度)でもNISAへの積み立ては十分可能だと考えられます。
まとめ
投資で得た利益を、一定条件のもと非課税にする制度であるNISAの認知度は大きく上昇しており、若い世代でも利用が進んでいます。特に、将来や老後に備えて資産形成をしたい場合は、早いうちからNISAを利用した方がよいでしょう。
ただし、投資により収支バランスが崩れるとかえって赤字になる恐れがあるため、無理のない範囲で積み立てることが重要です。長期的な視点でNISAを利用して、資産形成を進めましょう。
出典
日本証券業協会 証券投資に関する全国調査(調査結果概要) 調査結果の主なポイント 3.NISAの認知状況(2ページ)、調査結果概要 3.証券投資に対する意識・必要性 3-6.証券投資の必要性(32ページ)
日本証券業協会 個人投資家の証券投資に関する意識調査(調査結果概要) 調査結果の主なポイント(新NISA関係) 1.新NISAの普及状況(1ページ)、2.新NISA口座開設者の特徴(2ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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