1日の食費が「2000円」を超える人はどのくらいいる? 「外食費用」と「普通の食事」の費用差も解説
配信日: 2025.03.28

今回は、家計における1日の食費の平均や、2000円を上回る人がどれくらいいるのかを調査してみました。外食費用の実態についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1日2000円を超える人はどのくらいいる?
総務省の「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」の統計を参考にすると、全世帯における1日の食費の平均は約1086円です。世帯別では、1人あたりでそれぞれ以下の金額になります。
● 2人以上の世帯:約994円
● 勤労者世帯:約871円
● 単身世帯:約1546円
● 高齢者世帯(夫婦):約1217円
● 高齢者世帯(単身):約1337円
1日の食費が「2000円」というのは、2人以上の世帯や勤労世帯の平均の2倍以上の金額です。その他の世帯の平均からも大きく上回る金額となり、1日2000円を食費に使う人の数はそれほど多くないと考えられます。
しかし、単身世帯では食費が高くなる傾向にあるようです。
食費が高くなる理由
外食費用は食費の中で増加傾向にあります。総務省の「消費者物価」「家計調査」から第一生命経済研究所が試算した結果、2023年3月時点で前年度比7.6%増でした。
特に34歳以下の男性では、食費の約43%が外食に占められおり、物価高騰による影響が大きいことも分かっています。ちなみに一般外食の23品目のうち、外食品目の値上がり幅が大きい食品は「ハンバーガー」「フライドチキン」「すし」「ピザ」「コーヒー」です。
単身世帯の34歳以下の男女は交友関係などで外食の機会が多く、世帯を問わず外食の機会が増えた場合、1日の食費は1人あたり2000円を超えることもあるでしょう。
外食にかかる費用はいくらが相場?
外食にかかる費用の相場は、1人あたりいくらぐらいが相場でしょうか。外食の費用は業務形態によってさまざまです。
表1は、リクルートの調査・研究機関「ホットペッパー外食総研」の「2023年度外食&中食動向」から、外食の単価を業務形態別に推計されたものです。
表1
外食の業務形態 | 外食単価(円/回) | 外食の主体 |
---|---|---|
フレンチ・イタリアン料理店 | 4926円 | 食事 |
すき焼き、しゃぶしゃぶ専門店 | 4026円 | 食事 |
和食料理店 | 4304円 | 食事 |
焼き肉、ステーキ、ハンバーグ | 3883円 | 食事 |
アジアン料理店 | 2938円 | 食事 |
居酒屋 | 3856円 | 飲酒 |
バー、ワインバー、ビアホール | 4308円 | 飲酒 |
カラオケボックス | 3714円 | 飲酒 |
ファストフード | 915円 | 軽食 |
牛丼、カレー、一品もの | 812円 | 軽食 |
喫茶店・カフェ | 1365円 | 軽食 |
ホットペッパーグルメ外食総研「2023年度外食&中食動向」を基に筆者作成
1日の食費が2000円を超えるかどうかは、外食の頻度や選択する店舗によって変わります。例えば、ファストフードやカフェを利用する程度であれば2000円を上回ることは少ないですが、居酒屋や高級レストランを利用すると1回の外食で2000円を大幅に超えてしまうでしょう。
また、同調査によれば1ヶ月あたりの外食回数は平均で3.79回なので、多くの人が外食を週に1回程度にとどめていることが分かります。
外食と普通の食事の費用差
先にも見てきたように、全世帯における1日の食費の平均は約1086円でした。この費用を、平均的な普通の食事と見なすならば、フレンチレストラン(4926円)や、和食料理店(4304円)などの1回分の外食費用は、普通の食事1日分の4~5倍に相当することになります。
外食に求める期待感や満足度は大きい
外食は日常的な食事とは異なり、「空腹を満たす」以外の目的や期待感が大きいようです。
同じくホットペッパーグルメ外食総研が行った外食市場の調査アンケートにおいて、外食に求める期待感についての回答は表2のとおりです。
表2
料理の手間を省きたい | 58.3% |
レジャー性やわくわく感を楽しみたい | 49.2% |
コミュニケーションを楽しみたい | 48.4% |
食事相手の満足感を高めたい | 46.2% |
ストレス解消などの心身的な効果を得たい | 33.5% |
ホットペッパーグルメ外食総研を基に筆者作成
外食を利用する理由として、「手間を省いて手軽に食事したい」という人が最も多く、次いで「レジャー性やわくわく感を期待する」人が全体の約半数に上ります。
また、同行者や店内スタッフとのコミュニケーションを楽しみたい、食事相手の満足感を得たいという声も多く、日常とは違う特別な機会を求める傾向がうかがえます。
特別な機会には費用が増額されやすい
同アンケート調査によると、外食で非日常感やレジャー性を感じる要素として「料理が豪華であること」と答えた人が6割を占めていました。
レジャー性を感じる外食の業務形態では、すし・割烹・料亭などの「和食料理店」と「イタリアン・フレンチレストラン」「焼き肉・ステーキ」などが上位となり、食費が増額する傾向にあります。
食費にメリハリを付けて特別な外食を楽しもう
外食が多いと考えられる単身者でも1日の食費の平均は約1546円なので、毎日2000円を使える人は少ないでしょう。多くの人は日常的な食事は予算を重視し、特別な機会には少しお金をかけて豪華にすることで、特別感を増した外食を楽しんでいるようです。
出典
総務省 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要
株式会社第一生命経済研究所 外食インフレに襲われる家計
株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 2023年度外食&中食動向(2023年4月~2024年3月:東名阪夕食)
株式会社リクルート 「自宅での普段の夕食」は平均支出626円 「特別な外食の夕食」は3,826円 女性は外食に対して「お腹を満たす」以外の期待が大きい
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー