お風呂のお湯は「自動」なら30分以内で沸くけれど、「追い焚き」だと30分以上かかる!「電気・ガス・水道代」を考えると、どっちがお得? 費用を比較
配信日: 2025.03.28

追いだきをするのと自動運転でため直すのとではどちらがいいのか、使い方や条件によって変わってきます。
追いだきと自動運転のガス代・電気代・水道代を比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。どちらが自分にとって最適になるのか、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電気代とガス代と水道代の基本情報
まず、電気代とガス代、水道代の計算について確認しましょう。
<必要な熱量の計算式>
必要な熱量(キロジュール)=お湯の質量(キログラム)×比熱容量(キロジュール/キログラム・℃)×温度変化(℃)
必要な電力量(キロワットアワー)=必要な熱量(キロジュール)÷3600キロジュール/キロワットアワー÷3
こちらの計算式を使って必要な熱量と電力量を算出し、そこから電気代を出します。
使用量単価:175.86円/立方メートル
熱量:1万755キロカロリー/立方メートル
熱効率:自動運転→80% 追い炊き→75%
都市ガスやプロパンガスなど種類があり、さらに地域によっても料金が違うため、一概にいくらとは言えませんが、一般的な都市ガスを使う場合は、およそ決まった範囲の料金になります。
1リットルあたり3.124円
自動運転をする際は水も使うので、水道代も含めて考えます。
浴槽に溜める湯量=200リットル
お湯張りする湯温=40℃
水道水の水温=3月 約16℃(大田区最高水温日平均値)
浴槽残り湯の水温=3月 約7℃(大田区最低水温日平均値)
今回は同じ水温ではなく、別々に考えます。自動運転をする際は水道水から、追いだきの場合は残り湯になるので、それぞれ3月の最高と最低の水温平均値を使用します。
自動運転
自動運転は、設定した湯量と温度でお湯を張ってくれる便利な機能です。200リットルの水を16度から40度まで温め、浴槽にためなおすとき、電気代は約57.66円、ガス代は約98円です。これにそれぞれ水道代約620円を足すと、電気の場合は約677.66円、ガスの場合は約718円です。
自動運転は、水からお湯にする際に効率よく加熱できるよう設計されています。熱効率の高い給湯器と連携することで、無駄なエネルギーを使わずにお湯を沸かす仕組みが採用されているため、効率的に運転できます。
また、湯温が下がらないように自動で追いだきをしてくれるので、家族が順番に入るときなど、一定時間お湯を温かく保ちたい場合に便利です。
しかし、保温機能を長時間使い続けると、その分エネルギー消費が積み重なり、コストがかかってしまいます。そのため、長時間お湯を温かい状態に保つ場合は、追いだきよりもトータルの光熱費が高くなる可能性があるので注意しましょう。
追いだき
追いだき機能は、冷めてしまったお湯を再び温めるための機能です。自動運転と違って、必要なときだけ使うため、使い方によっては光熱費を抑えることができます。
では、こちらも自動運転と同様に計算しますが、残り湯の場合は水道よりも温度が低い場合があるため、200リットルのお湯を7度から40度まで温めるとしたとき、電気代は約79.05円、ガス代は約135.2円です。
結果
自動運転でため直す場合と追いだきをする場合を比較してみると、自動運転のほうが高くなることが分かりました。自動運転のほうはお湯を張りなおすので、水道代も加味しなければならないからです。
しかし、水道代を考えない場合は、ガス代と電気代ともに自動運転のほうが安くなります。
まとめ
自動運転と追いだき機能にはそれぞれの特徴があり、使用する場面によって使い分けるのが経済的だということが分かりました。
全体的な費用で考えると、今回のケースではやはり水道代がかかるため、自動運転のほうが高くなってしまいます。ただし、水道代を別にすると自動運転のほうが電気代もガス代も安くなります。
最新の給湯器は、以前のものより省エネ性能が良くなっており、電気やガスの使用量を減らせるよう工夫されているので、費用が気になる場合は新しいものに変えることを検討してもよいかもしれません。
出典
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
東京ガス株式会社 東京ガスネットワーク 都市ガスについて
東京都水道局 水道料金・下水道料金早見表【2か月用】(23区)
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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