わが家では「ダブル」のトイレットペーパーを使用していますが、減りが早い気がします。「シングル」のほうが節約になりますか?
配信日: 2025.03.28

そこで今回は、トイレットペーパーのシングルとダブルの違い、かかるコストの違いについて解説します。トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」、どちらを使用するかいつもなんとなく選んでいるという方はぜひ最後までお読みください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「シングル」と「ダブル」の違い
トイレットペーパーのシングルとダブルの大きな違いとして次の2点があげられます。
●巻かれている紙の枚数
●巻かれている紙の長さ
「2枚重ね」になっているダブルと「1枚」のシングルをトイレットペーパーの長さで比較すると、シングルのほうが長く巻かれていることが一般的です。メーカーや商品により異なりますが、シングル1ロールの長さはダブルの約2倍だそうです。あるメーカーから提供されているシングルとダブルのトイレットペーパーの長さは次の通りになります。
●ダブル:30メートル
●シングル:55メートル
ダブルはふんわりとした使用感が好みの方に向いており、シングルは1回にある程度の長さを使ってしっかりふきたい方に向いています。
「シングル」と「ダブル」における1ヶ月の平均使用量の違い
では次に、トイレットペーパーのシングルとダブルで1ヶ月の使用量にどれ程の違いがあるのかを見ていきましょう。
一般社団法人日本トイレ協会が男女140人に行ったアンケートによると、1回のトイレで使用するトイレットペーパー(シングル)の平均使用量は表1の通りです。
表1
大便 | 小便 | |
---|---|---|
男性 | 3.15メートル | - |
女性 | 3.52メートル | 1.45メートル |
出典:一般社団法人日本トイレ協会「トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう」を基に筆者作成
男女ともに1回の大便に必要なトイレットペーパーは3メートルを超えます。
1日に行くトイレの平均的な回数から算出すると、男性2人女性2人の4人家族では1ヶ月でシングルのトイレットペーパーを約17ロール使用するようです。前述した通り、シングルの長さをダブルの約2倍と考えた場合、単純に計算して1ヶ月で必要なダブルのトイレットペーパーは34ロール程度となります。
トイレットペーパーは同じブランドであればシングルとダブルの違いによる価格差はあまりなく、12ロール600円前後で購入可能な商品もあります。どちらも同じ長さを使用する場合、シングルはダブルに比べてかかるコストを半分におさえられるでしょう。
ただし、シングルよりも厚い紙を使用しているダブルでは、短くてもふき心地が良く、同じ回数使った場合でもシングルよりも使用量が減ることもあります。
同じ長さを使用した場合ダブルよりもシングルのほうが費用をおよそ半分に節約できる可能性がある
トイレットペーパーを同じ長さ使用した場合、ダブルはシングルに比べておよそ2倍のコストがかかる可能性があります。そのため、ダブルのトイレットペーパーの使いすぎには注意が必要です。
ただしトイレットペーパーの使用量には個人差があります。普段からふんわりとした使い心地が好みでダブルのトイレットペーパーを使用している場合は、1回に使う量をいつもより短めにすると節約につながるでしょう。
具体的にはシングルで1回2メートル使用している場合と、ダブルで1メートル使用している場合ではトイレットペーパーの消費量はほとんど変わりません。
トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」では、価格以外にも使い心地に違いがあります。肌ざわりや使用感の違いから、どちらのトイレットペーパーを使用するか決めるのもひとつの方法といえます。
また、同じメーカーであればトイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」で大きな価格差は見られませんでした。「シングル」と「ダブル」どちらを選ぶかは、長さを選ぶのか、厚みを選ぶのかで選択してもよいかもしれません。
出典
一般社団法人日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー