40代会社員で貯金が「500万円」程度あります。これって平均より多いのでしょうか?40代・50代の平均貯金額はどれくらいなのでしょうか?
配信日: 2025.03.29

本記事では、40代・50代の貯金額の平均や中央値のデータを元に、自分の貯金額がどの位置にあるのかを確認しながら、これからどう備えていけばいいのかをわかりやすく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代会社員の貯金500万円は平均より多い?少ない?
「40代で貯金が500万円ある」という状況は、一般的に見て決して少なくありません。感覚的には「もっと貯金している人もいるのでは」と感じるかもしれませんが、実際のデータを見てみると、500万円という金額は平均以上に位置することが多いです。
2023年に金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40代の金融資産を含まない平均貯金額は単身世帯で275万円、二人以上の世帯で361万円という結果が出ています。また、金融資産を含めた平均貯金額では、単身世帯で559万円、二人以上の世帯で889万円です。
つまり、500万円という貯金額は金融資産を含めると平均には及ばない場合もありますが、500万円以上の貯金額は多いほうだといえます。夫婦や子どもがいる家庭の場合でも、500万円は安心材料のひとつといえるでしょう。
40代・50代の貯金額の平均と中央値はどれくらい?
では、実際にどれくらいの人が、いくらくらいの貯金を持っているのでしょうか。2023年に金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40代・50代の金融資産を含む平均貯金額と中央値は以下のとおりです。
▼単身世帯
平均貯金額:559万円
中央値:47万円
▼二人以上世帯
平均貯金額:889万円
中央値:220万円
▼単身世帯
平均貯金額:1391万円
中央値:80万円
▼二人以上世帯
平均貯金額:1147万円
中央値:300万円
このように、平均と中央値には大きな差があります。これは、一部の高額資産保有者が平均値を押し上げているためです。多くの人は、中央値に近い金額の貯金をしていると考えられます。
つまり、500万円の貯金があれば、40代の単身世帯の平均を上回り、二人以上世帯の中央値を大きく超えています。50代では、単身世帯の中央値を大きく上回り、二人以上世帯の中央値にも迫る水準です。
「平均貯金額」に振り回されすぎないための考え方
「平均より少ない…」と落ち込む必要はまったくありません。むしろ、「自分のライフスタイルに合った貯金ができているかどうか」が重要です。
住宅ローンの有無や教育費の負担、生活費の地域差など、状況は人それぞれです。また、貯金だけでなく、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISAなどの資産運用で準備している人も多くなっています。
大切なのは、「他人と比べること」ではなく、「自分の未来に備えること」です。今の貯金額が生活に見合っていて、将来の支出をある程度想定した計画が立てられていれば、それが最も安心な状態です。
将来に向けた貯金計画の立て方とポイントまとめ
貯金500万円があるということは、すでに大きなアドバンテージです。ここからさらに将来に向けた備えをするには、以下のようなステップを意識すると良いでしょう。
・毎月の収支を見直して、無理のない貯金習慣を続ける
・将来の大きな出費(教育費・老後資金)を見据えて長期的な計画を立てる
・iDeCoやつみたてNISAなど、税制優遇のある制度を活用して資産を育てる
・必要に応じてFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する
今の貯金額に安心しつつも、これからの生活や将来に向けて準備を進めておくことで、より充実した人生設計が可能になります。大切なのは「比べること」ではなく、「自分らしく備えること」です。
出典
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー