月の手取りが「25万円」です。将来に向けて貯金したいのですが、月々いくら貯金するのが適切ですか?

配信日: 2025.03.29

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月の手取りが「25万円」です。将来に向けて貯金したいのですが、月々いくら貯金するのが適切ですか?
将来に備えて貯金を始めたいと考えたとき、まず気になるのが「毎月いくら貯めるのが適切か」という点です。本記事では、毎月の貯蓄額の目安や、無理なく貯金を続けるための具体的なコツを紹介します。
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毎月の貯蓄額の目安

貯蓄を始める際、まずは毎月どの程度の金額を貯めるのが適切かを考えましょう。一般的に、手取り収入の10~20%を貯蓄に回すのが理想とされています。例えば、手取り25万円の場合、2万5000~5万円程度の貯蓄が一般的な目安です。
 
ただし、実際に貯金できる金額はライフスタイルによって異なります。実家暮らしや共働きで固定費が少ない場合は、収入の20%以上を貯めることも可能でしょう。
 
一方で、一人暮らしで家賃や生活費の負担が大きい場合は、無理のない範囲で貯蓄額を調整することが大切です。無理な節約をすると継続が難しくなるため、長期的に続けられる金額を設定しましょう。
 

目標額を先に決めて逆算する方法もある

貯蓄をより計画的に進めるためには、まず目標額を設定し、そこから逆算して毎月の貯蓄額を決める方法も効果的です。例えば、「5年後に500万円貯めたい」「マイホーム購入の頭金として3年で300万円用意したい」など、具体的な目標を定めると、毎月いくら貯めればよいかが明確になります。
 
ただし、無理をしすぎて日々の生活が苦しくなってしまうと、途中で挫折してしまう可能性があります。貯金も大切ですが、必要な支出を確保しながら計画を立てることが重要です。
 
なお、急な出費に備えて生活費の3ヶ月分を別途準備しておくと、安心して貯蓄を続けられます。目標と現実のバランスを考えながら、自分に合った貯蓄プランを立てていきましょう。
 

貯金を継続するコツ

貯金は一時的に頑張るものではなく、長期的に続けることが大切です。しかし、無理のある節約や貯蓄計画を立ててしまうと、途中で挫折してしまう可能性があります。継続するためには、収支の管理や目的の明確化、効率的な貯蓄方法を取り入れることがポイントです。ここでは、貯金を継続するためのコツを紹介します。
 

家計の収支を把握する

貯金を確実に続けるためには、家計の状況を正確に把握しましょう。毎月の収入と支出を明確にして無駄な支出を見直すと、貯蓄に回せるお金を増やせる可能性があります。
 
特に、固定費(家賃・光熱費・通信費など)は見直しやすいポイントです。無理のない範囲で節約を行いながら、手取り25万円のなかでどれくらいの金額を貯金に回せるかを考えてみましょう。
 

目的・目標金額・期間を決める

貯金を続けるためには、目的と目標を明確にしておくことが大切です。具体的な目標を設定すると、貯金への意欲も高まります。目標額と期限を決めたら、それを達成するために毎月いくら貯めるべきかを逆算して計画を立てましょう。
 
ただし、あまりに高すぎる目標を設定すると生活が苦しくなり、途中で挫折する原因にもなります。無理のない範囲からスタートし、状況に応じて調整していくことが重要です。
 

先取り貯金を利用する

貯金を習慣化する方法の一つとして、「先取り貯金」があります。給与が振り込まれるタイミングで、決まった金額を自動的に貯蓄用口座へ移す仕組みを作れば、意識しなくても貯金ができます。手元にあるとつい使ってしまう人には特におすすめの方法です。勤務先に財形貯蓄制度がある場合は、それを活用するのもよいでしょう。
 

使用目的ごとに口座を分ける

貯金を管理しやすくするために、用途別に銀行口座を分けるのも一つの手段です。例えば、「生活費」「貯蓄」「資産運用」のように分類すると、お金の流れが明確になり、計画的に管理しやすくなります。
 

家計簿アプリを活用して管理する

貯金を効率的に続けるためには、お金の管理を手軽にできる仕組みを作ることが重要です。家計簿アプリを使えば、収入・支出の管理だけでなく、複数の口座やクレジットカードの情報を一元管理し、家計の状況を簡単に把握できます。
 
手書きの家計簿では記録が面倒になりがちですが、アプリを活用すれば手間が減り、貯金を継続しやすい環境が整うでしょう。
 

将来に向けて無理なくできる貯蓄スタイルを見つけよう

貯金を継続するためには、無理のない目標を設定し、収支の管理をしながら計画的に進めることが大切です。手取り25万円の場合、毎月2万5000~5万円の貯金が理想的な目安ですが、実際の貯蓄額はライフスタイルや支出状況によって異なります。
 
なお、効率的に貯金を続けるためには、家計の収支を見直し、先取り貯金を活用したり、貯蓄用の口座を分けたりするのが効果的です。自分に合った貯蓄スタイルを見つけて、コツコツと資産を増やしていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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