【トイレットペーパー】私はシングル派ですが家族はダブル派。どちらのほうがコスパがいいのでしょうか?

配信日: 2025.03.31 更新日: 2025.04.02

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【トイレットペーパー】私はシングル派ですが家族はダブル派。どちらのほうがコスパがいいのでしょうか?
トイレットペーパーを買うとき、ふと迷ってしまう「シングル」と「ダブル」の選択。日々使う消耗品だからこそ、「どっちの方がコスパがいいの?」という疑問はとても重要です。
 
本記事では、シングルとダブルの違いや、それぞれの使用感・価格・消費量などを比べながら、本当にお得なのはどちらなのかを詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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シングルとダブルの違いとは?

トイレットペーパーには「シングル」と「ダブル」の2種類がありますが、実際にどんな違いがあるのでしょうか。名前の通り、シングルは紙が1枚、ダブルは2枚重ねになっている点が大きな違いです。
 
シングルは薄いぶん、1ロールに巻かれている長さが長く、1ロールあたりの使用回数も多くなります。一方、ダブルは厚みがあるため、1ロールの長さはシングルの半分程度になります。
 
また、ダブルの方がふんわりとした肌触りがあり、少ない量でも十分に拭き取れるという安心感があります。つまり、「1回に使う量は少なくても済む」のがダブル、「たっぷり使えるけど厚みはない」のがシングルということです。
 

コスパがいいのはどっち?シングルとダブルを比較してみた

では、実際に「どちらがコスパがいいのか」を具体的な数字で比較してみましょう。以下のような商品を想定します。

●シングル:60m巻き×12ロール=400円(1ロールあたり約33.3円、1mあたり約0.56円)
●ダブル:30m巻き×12ロール=450円(1ロールあたり約37.5円、1mあたり約1.25円)

この時点で、同じ長さで換算すると、シングルの方が圧倒的に安いことがわかります。60m分使おうとすると、シングルは1ロールで済みますが、ダブルは2ロール必要になります。
 
一般社団法人日本レストルーム工業会が実施した「トイレットペーパーの使い方に関するアンケート」によると、1回あたりに使うトイレットペーパーの長さの平均は0.8mとのことです。この数値を用いて、4人家族で1日に使うトイレットペーパーの量を計算してみましょう。1人あたり1日に3回トイレに行くと仮定します。
 
では、1人あたりのトイレットペーパー使用量を「1日平均2.4m(0.8m x 3回)」として、4人家族で1か月使った場合のコストを計算してみましょう。

▼シングルの場合

●2.4m×4人×30日=288m
●必要ロール数:288m ÷ 60m =4.8ロール → 約5ロール
●コスト:5ロール × 33.3円 = 約167円

▼ダブルの場合

●2.4m×4人×30日=288m
●必要ロール数:288m ÷ 30m =9.6ロール → 約10ロール
●コスト:10ロール × 37.5円 = 約375円

この例では、同じ長さを使うと仮定した場合、ダブルはシングルの2倍以上のコストがかかる計算になります。
 
もちろん、ダブルは厚みがある分、「使う量が少なくて済む」というケースもあります。ダブルの方が使用量が少なくて済むという仮定を考慮し、ダブルの使用量がシングルに比べて2/3になると仮定すると、月あたりの使用量は192mとなり、

●必要ロール数:192m ÷ 30m =6.4ロール → 約7ロール
●コスト:7ロール × 37.5円 = 約263円

この場合でも、シングルの方が167円と安くなります。
 

使用感の好みとコスパ、どうバランスを取る?

「コスパ重視ならシングル」といわれても、やっぱりダブルの柔らかさが好き…という方も多いでしょう。特に家族で意見が分かれている場合は、選び方が難しくなりますよね。
 
そんなときは、以下のような工夫がおすすめです。
 

1.使い分ける

来客用や肌が敏感な家族にはダブル、自分用や普段使いにはシングルを使うことで、好みとコストのバランスが取れます。
 

2.品質重視で選ぶ

最近は、シングルでもダブル並みに柔らかい高品質な商品もあります。逆に、ダブルでも巻きが短すぎる商品は割高になることもあるため、品質表示をチェックすることが大切です。
 

3.取り方を工夫する

紙の長さを意識して使うだけでも、かなりの節約になります。「癖でたくさん引っ張ってしまう」場合は、家族で使い方を見直すことも有効です。
 
こうした工夫によって、無理にどちらかに統一しなくても、快適さと節約の両立は可能です。
 

まとめ

もし家族で好みが分かれるなら、無理にどちらか一方に絞らず、シーンや人によって使い分けるのがベストな選択です。最近は「1.5倍巻き」のように、ダブルでも巻きが長めの商品も出てきていますので、選択肢はどんどん広がっています。
 
日常の小さな違いが、意外と大きな家計の差につながることも。だからこそ、自分たちにとって最適な使い方を見つけることが大切です。少しの工夫で、気持ちよく、そしてお得に使い続けられるトイレットペーパーを選んでいきましょう。
 

出典

一般社団法人日本レストルーム工業会 温水便座の使用とトイレットペーパーの使用に関する実態調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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