料理を温めるのに「電子レンジ」の電気代と「ガスコンロ」のガス代はどちらが安いのでしょうか?
配信日: 2025.03.31 更新日: 2025.04.02

本記事では、具体的な数値をもとに両者のコストを比較しながら、上手に使い分けるコツをご紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次 [非表示]
電子レンジとガスコンロ、どちらが安く温められる?
料理を温める際、電子レンジとガスコンロではどちらの方が光熱費が安いのでしょうか。結論からいうと、「温める量が少ない」場合は、電子レンジの方がコストが低くなることが多いです。
経済産業省資源エネルギー庁が発表している「省エネ家電の上手な使い方・選び方」によると、野菜の下ごしらえに電子レンジとガスコンロを使用した場合のそれぞれの光熱費は以下のとおりになります。
▼葉菜(ほうれん草、キャベツなど)
・電子レンジ:年間で電気 13.21kWh 約360円
・ガスコンロ:年間でガス 8.32㎥ 約 1350円
▼根菜(じゃがいも、里芋など)
・電子レンジ:年間で電気 22.01kWh 約590円
・ガスコンロ:年間でガス 9.48㎥ 約 1540円
▼果菜(ブロッコリー、カボチャなど)
・電子レンジ:年間で電気 15.13kWh 約410円
・ガスコンロ:年間でガス 9.10㎥ 約 1470円
食材や量によってコストはどう変わる?
実は、温める食材の種類や量によって、どちらが経済的かは変わってきます。
電子レンジは内部を一気に温めるわけではなく、マイクロ波で食材の水分を振動させて加熱します。つまり、量が多いと加熱に時間がかかり、その分電気代もかさみます。
一方でガスコンロは、火力で鍋やフライパンを加熱し、まとめてたくさんの食材を温めることが可能です。長時間の炒め物や煮込み料理では、ガスコンロの方が適しているといえます。
また、ガス料金は都市ガスとプロパンガスで大きく差があります。プロパンガスは都市ガスに比べて1.5〜2倍程度高い傾向があるため、プロパンガスを使っている家庭では電子レンジの方が有利になる場合もあります。
節約以外にもある!電子レンジとガスコンロの特徴
光熱費の違いだけでなく、それぞれの特徴を理解しておくと、より快適な調理ができます。
電子レンジのメリットは、加熱が簡単で手間が少ないことです。火を使わないため、小さなお子さんがいる家庭や一人暮らしの方でも安心して使えます。また、水を使わずに加熱するので、ビタミンなどの栄養素が逃げにくいのもポイントです。
一方で、ガスコンロの強みは高温調理が可能なことです。炒め物や揚げ物など高温を必要とする調理に適しています。また、鍋やフライパンを使えば、同時に複数の料理を温めたり調理したりすることができるため、調理の幅が広がります。
それぞれの特徴を知っておけば、節約以外の視点からも「どちらを使うべきか」の判断がしやすくなります。
上手に使い分けて、光熱費をムダなく節約しよう
電子レンジとガスコンロのどちらが安いかは、使う量や用途によって異なります。大切なのは「状況に応じて、上手に使い分けること」です。
朝食のパン1枚を温めるだけなら、電子レンジの方が時短にもなり、光熱費も安く済みます。一方で、夕食の温め直しで複数のおかずがある場合は、ガスコンロを使った方が効率的で安上がりになることもあります。
また、家族構成や生活リズムによっても最適な方法は変わります。家族が多い家庭ではガスコンロ、一人暮らしでは電子レンジをメインにするなど、ライフスタイルに合った使い分けをすることで、自然と無理なく節約につながります。
料理の加熱は毎日のこと。ちょっとした工夫と選択の積み重ねが、光熱費の節約に大きく影響します。ぜひ自分の生活スタイルに合わせて、効率的な使い分けを試してみてください。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ家電の上手な使い方・選び方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー