夫婦の貯金管理はどちらが担当するべき? 「貯まる家庭」と「貯まらない家庭」の違いを解説!
配信日: 2025.04.01 更新日: 2025.04.02

本記事では、夫婦の貯金管理の方法や、「貯まる家庭」と「貯まらない家庭」の違い、そして効果的な貯金管理のポイントについて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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夫婦の貯金管理、誰が担当すべき?
ウェブスターマーケティング株式会社による「夫婦のお金の管理方法に関する意識調査」を見ると、以下のような結果になっています。
●主に妻が管理:45.0%
●主に夫が管理:17.4%
●二人で分担:31.2%
これらのデータから、妻が家計管理を担当する家庭が最も多いものの、夫が担当するケースや夫婦共同で管理するケースも一定数存在することがわかります。
夫婦の貯金管理の方法
夫婦の貯金管理には、主に以下の方法があります。
1.夫婦で共同管理する方法
共通の口座を作り、収入や支出を共有する方法です。この方法では、夫婦双方が家計の状況を把握でき、協力して貯金目標を達成しやすくなります。世帯の収支が把握しやすく、毎月共有口座に入れる金額を収入に対する割合などにしておけば、夫婦間で不公平を感じることも少なくなります。
2.一方が全てを管理する方法
主に妻が家計を管理するケースが多く見られますが、夫が担当する場合もあります。この方法では、担当者が家計全体を把握しやすい反面、もう一方が家計の状況を理解しづらくなる可能性があります。
3.費目ごとに分担する方法
夫が家賃や光熱費を担当し、妻が食費や日用品を担当するなどといった決め方をする方法です。この方法では、それぞれが自分の担当分を管理しますが、家計全体の状況が見えにくくなるデメリットがあります。
「貯まる家庭」と「貯まらない家庭」の違いとは?
貯金が順調な家庭とそうでない家庭には、いくつかの違いが見られます。
1.家計の透明性
貯まる家庭では、夫婦間で収入や支出、貯蓄状況を共有しています。一方、貯まらない家庭では、お互いの収入や貯蓄額を把握していないケースが多いです。
2.支出の管理
貯まる家庭は、必要な支出とそうでない支出を明確に区別し、無駄遣いを避けています。例えば、「ご褒美出費」や「あったらいいな支出」を控える傾向があります。 また、ボーナスの半分以上を貯蓄や投資に回し、臨時収入をすぐに生活費に使わない傾向があります。
3.共通の目標設定
貯まる家庭では、将来の目標や大きな支出計画を夫婦で共有し、それに向けて協力しています。具体的には、「〇年後までに〇〇円貯める」といった明確な目標を設定し、短期、中期、長期の目標を分けて立てることでモチベーションを高めています。
また、1年に1度は夫婦でライフプランについて話し合い、将来のビジョンを共有しています。これにより、貯蓄へのモチベーションが高まります。
まとめ
夫婦の貯金管理において大切なのは、「どちらが担当するか」よりも「お互いに協力して家計を把握できているか」です。貯まる家庭に共通しているのは、家計の透明性や、共通の目標を持ち、定期的に話し合っている点です。
一方で、どちらかが一方的に管理していたり、収支の全体像が不明瞭な家庭は、無駄な支出や貯金の意識が薄れがちです。その結果、思うように貯金ができないこともあります。
まずは夫婦でお互いの収入や支出、貯蓄額を共有することから始めましょう。そして、無理のない範囲で貯金の目標を設定し、ライフスタイルに合った管理方法を話し合って決めていくことが大切です。
貯金は一朝一夕で増えるものではありませんが、夫婦で同じ方向を向いて積み重ねていけば、少しずつ着実に将来の安心を築いていくことができます。まずは「話し合うこと」から始めてみてはいかがでしょうか。
出典
ウェブスターマーケティング株式会社 夫婦のお金の管理方法に関する意識調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー